「暗算」の原作者、麦家の小説「風声」を読んでいるという記事を書いてから、「読みやすいおすすめ小説またはエッセイを紹介して」というメールをいくつかいただきました。
今まで読んだ本とかおすすめの本は、このカテゴリに書いているので、どうぞこちらからご覧下さい。
台湾の女性作家・三毛
こういう質問を受けたときに必ず私が持ち出すのが台湾の女性作家の三毛の作品です。
留学中、中国人の友達が「ぜひ読んで!」とプレゼントしてくれたのが「撤哈拉的故事」。私が気に入るだろうとピンときたんだそうです。彼女の直感に感謝。三毛には、文章のタッチだけでなくその生き方に強烈な魅力を感じ、それ以来彼女の作品を読み漁りました。読んでいると、中国の人から「あんたは三毛に似ているね」とよく言われるのが嬉しかったり。
小説ではなく自分の体験を記した文章なので、難しい言い回しもありません。ネット上でも読めますので、ぜひ一度読んでみてください。
日本で翻訳も出ています。もう絶版のようですが…図書館などで探せば見つかると思います。アマゾンの商品ページを参考までに。
余華もおすすめ
それから忘れちゃならないのが余華の作品。最新作の「兄弟」が日本でも出版され、好評のようです。
「活着」も好きですが、「許三観売血記」、そしてテイストの異なる初期の短編群も気に入っています。
ドラマの原作は読みやすい
海岩や王海鴒など、ドラマの原作小説もストーリーにスピード感があっておもしろいですね。
先が気になって、小説よりドラマを先に見てしまって、なかなか小説は読破できませんが…。
気に入った映画やドラマの原作を探して読むのもいいかもしれません。
ストーリーがわかっているから、知らない単語があってもあまり気にせず読み進められるのではないでしょうか。私は小説を読むときはほとんど辞書を引きません。
好きな作家やジャンルを見つけて、中国語読書を楽しんで下さい♪
コメント
私も小説を読む時は辞書を引きませんよ~。
適当に意味を推測して先に進んじゃいます。
意味を調べるためにいちいち中断していたら流れに
乗れない気がして。←何の「流れ」かは書いている
自分でも分かりません(笑)
やっぱり多読必要ですよね。
小説はちょっと難しそうなのは回避して、
いわゆる青春疼痛小説というのをのんびり読んでます。
若い頃の感覚ってどこの国でも同じですよね。
私は電子辞書に入れて読んでるんですけど、
Marieさんは直接、紙の本ですか?
>はるさめ3428さん
ですよね~!ちなみにドラマ視聴時もメモすらとりません。流れ、わかりますよ。ドラマにしろ小説にしろ、流れに乗らないと続きません。
>akiraさん
青春ものにかぎらずそうなんですが、中国ってアンハッピーエンディング多いですよね。それが苦手なんです…
つい最近、それ目当てでnurian FX1を購入して、電子辞書での読書を楽しんでます。RD-P1買う時にそのことに気がつけばよかったんですが。
こんにちは。
三毛の撤哈拉的故事、ネットで見つけて、読み始めました。
ご紹介いただきどうもありがとうございます。
新聞記事や会話の文章とは違う、散文を読めて、楽しいです!
でも、私の語学力だと、やっぱり辞書を引いてしまいますが・・・
あと田原のも気になっていたので、プリントアウトしましたが、読めるのか>じぶん。
来週北京に行く(10年ぶり)ので、本屋めぐりをするのが楽しみです。でも買ったら読まないと、ね。
>kumanekoさん
楽しいですか?よかったです!ホセとの新婚当初のやりとりがとてもほほえましくって、でも単純に愉快なエピソードばかりでもなく時々考えさせられることもあり、未だに好きな作品ベスト10に入っています。
北京!いいですね!うらやましいなあ!
お子さんもご一緒ですか?おいしいものたくさん食べてきてください~
はじめまして。高木と申します。湖北省の黄石市に住んだことがあるんですが、毎日中国語を使わないので大分忘れました。活着(MP3-CD)-家佳听書館系列.有声小説を買って聴こうと思うのですが、ちゃんと忠実に録音されてますか?中国語のオーディオブックを聞いたことがないので、お忙しいと思いますが、感想をお聞かせください。
>高木さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
おたずねの件ですが、申し訳ないのですがよくわかりません。英語のオーディオブックのAbridgedのように、縮約版だったらそう書いてあるのではないでしょうか。お求めになるお店の方に聞いてみるのがよいのではないでしょうか?お役に立てず申し訳ありません。