なんだかんだ言いながら「平淡生活」14話まで。
家族や友人を助けるために、身体と心を切り売りするような生活をしている主人公に、さらに寄生虫のごとくすり寄って甘い汁を吸い尽くそうとする親族。「玉観音」の楊瑞の父親や「五星大飯店」の玉龍の父親のような人間がここでも登場しますが、このドラマの義兄はさらにえげつない。主人公の優優には大して感情移入はしていないのに(むしろ反感を覚えているくらいなのに)、彼らのやりとりを見ていられません。
この先どういう展開が待っているのか、ものすごく気になるけれど、かといってものすごく続きを見たいという気にもなりません…。
これは「新結婚時代」と同じ状況。さあどうしたものでしょうか。
「新結婚時代」は、ちびちびと小説の方を読み進めています。
こちらも主人公がどんどん苦境に追いやられていくので、つらくてなかなかページが進みません。
ぱらぱらと書棚で積読になっている本たちをめくっていると、石康の本があったのでびっくり。
石康といえば、トン・ダーウェイ主演のドラマ「奮闘」の原作者で、最近のベストセラーに長く顔を出している作家です。書棚にあった小説「晃晃悠悠」の出版年は1999年。買ったことすら忘れていましたが、少し読んで思い出しました。手淫という単語がしつこくしつこく出てくるのに辟易して中断したのでした。
ドラマ「奮闘」もさわりだけ見ましたが、欲情するままに行動する主人公に共感できず、あまり先が見たいとも思えず中断。同じ作者というのに納得しました。
しかし冒頭の
那天夜晚,离开阿莱,我从国贸回到家里,在茶几上找到一个杯子,走到厨房把里面的剩茶倒掉,拧开水龙头,接了一杯自来水,几口喝干,把杯子往水池里一扔,走到床边,踢掉鞋,倒到床上,把毯子拉到胸前,望了一眼黑暗的窗外,一下子就睡着了。
こういった描写を読むと、小説を読むことは確かにためになるだろうなあ、と感じるのです。
これがもしドラマなら、主人公が夜、恋人と会った後家に帰り、水を飲んでベッドにもぐり眠りにつく、という、台詞なしのほんの数秒間の映像をぼんやり見るだけになりますが、小説ならこれだけの単語の使い方を学ぶことができます。この文章を日本語に訳すことは比較的簡単ですが、それをもう一度中訳するとなると、結構悩みそうです。
こういった、動作をあらわす表現は会話の中ではなかなか出てきませんから、とても勉強になります。
小説の筋を追いかけることにばかり集中しがちですが、今年はこういった部分にも注意しながら読書に励んでいこうと思います。
さて先日宣言しました「中国語作文のための短文練習―中文造句」について。
早速最初の第1部は終え、「造句」の始まる第2部にとりかかっています。
単純な文法構造の作文が並び、簡単なので飛ばそうかとも思いましたが、自分の弱点を徹底的に洗いなおすため、例文と練習問題を丁寧にやっています。
今のところはハイペースで進んでいますが、徐々に難度が高くなり、所要時間もかかってくると思うので、とりあえずリミットを定め、その日までに完成できるよう頑張ります。
リミットは3月20日、春分の日!
春になるまでに1冊仕上げることが出来るといいな!
併走してくださる方、コメント欄にて宣言&結果報告をご自由にどうぞ。コメントをつける場所は、最新の記事に。
使用テキストは同じものでも構いませんし、違うものでも。春分の日に完成させるように、一緒に走りましょう!
630叔叔さんのコメントで、買ったまま放り出していたこのテキストのことを思い出しました。
中国語の文法 基本例文暗唱ドリル 本間 史
本当に、買っただけで満足してしまっている本が多すぎます…
この本の内容は、それほど難しいとは思わないのですが、暗唱できるまでつきあう根気がなくて、放置してあります。
CD1枚を流しっぱなしにするのではなく、1つの課だけをオーディオプレーヤーに落として一定期間エンドレスで聴き続けるなどの方法を取った方がいいかな、とただいま有効利用法を検討中です。
忘れた頃に聴写への情熱も再び高まってきました。
飽きっぽい性格も、見方を変えれば1つの勉強法に偏らないということで長所ともいえるかしら?
ふらふらと
