今回の釜山行きで必ず訪問してみたいと思っていたのが、この本の中に出てくるとある食堂でした。
韓国・下町人情紀行 鄭銀淑
去年だったか、この本を読んで、釜山の下町のおもしろさに興味を持つと同時に、釜山で起こっているムーブメントに注目していました。日本以上に首都への一極集中が進む韓国で、釜山から芸術・文化を発信しよう、釜山ならではの良さをアピールしていこうという地域おこし的な運動なのですが、中央洞界隈という昔の面影が残る下町を中心として行われているというのが、とても興味深いです。
結局時間が足りなくて、行きたかったお店には足を運ぶことはできず、購入予定だった本も書店に在庫がなくて入手できませんでした。残念。
미학, 부산을 거닐다(リンクはyes24)
著者は釜山日報記者のイム・ソンウォン氏。
この夏には、”백년어서원”という本とコーヒーを愉しむサロン(参考)で、著書に関する講演もされたようです。(参考)
このカフェにも行きたかったんですが、店内の写真を見る限り、三歳児を連れての入店は危険すぎる…それに、誰かと語り合いたくても、現状では自分の語学力が全然足りないので、次回の楽しみにとっておくことにしました。
こちらは著書紹介のインタビュー動画。
釜山国際映画祭の成功について、また釜山からの芸術・文化の発信についての思いを語られています。釜山訛りの勉強にもなりました~。(もちろん私のレベルでは、字幕がなければ理解できませんでしたが…)
著者の言葉にもあった「釜山らしさ」、再訪して少しは体感できたかな…と思います。
鄭銀淑さんの著書はどれもおもしろい切り口で、実際に足を運んで地道に取材して書かれた味わいのある文章です。
この、食事に的を絞った会話集も、おかげさまでかなり役に立ちましたよ。
おいしい韓国語 鄭銀淑
洗面器みたいなうつわに満たされたマッコルリ、呑みたかったなあ…
ま、幼児二人連れた身では妄想でしかありませんが。
いつかまた訪れた時に、この中央洞あたりをじっくり歩いてみたいものです。
コメント
おお~怒濤の更新ですねっ
洗面器のマッコルリ、子無し時代にソウルで相方と飲みました(豚足をつまみに~)
とってもおいしくて幸せな気持ちだったのですが、周囲にいる可愛い女子大生たちは、皆当然のように焼酎を飲んでおり、さすが韓国、と思ったことでした。
次の機会に!!
>kumanekoさん
マッコルリ、いいですね~。紹介した鄭銀淑さんの本でも、伝統酒場でもマッコルリより焼酎派が多いと書いてありましたよ。
ええ、必ずや次の機会に!