中国ドラマや映画でリスニングや語彙を強化する勉強方は自分には向いていないようだ、と以前記事にしましたが、ドラマや映画が嫌いというわけではもちろんなく、娯楽として観るのは大好きです。留学中や出張のときに買い集めたものもたくさんあるし、何かのついでにDVDやVCDもオンラインで国外版を買ったりします。時間がないのでたまる一方ですが。
でも、とうとう買ってしまいました。新結婚時代。
原作も当当から届き、現在読書を楽しんでおります。
あまりにおもしろいので、これなら、と思い、ドラマも買ってみることにしました。
到着に1ヶ月も待っていられないので、Yesasiaで。
実は今、Yahoo動画の「1メートルの光」も第6話まで観ています。
はまってしまいました。休みの間のひまつぶしのつもりだったのに…
こうなると、「暗算」も期間内に観てしまいたい、「さよならバンクーバー」も面白そうだからDVD借りに行って来ようかしら…など、時間がないのに欲望ばかり膨らんでいきます。
ストリーミングでの視聴は、タダだからいいけど、やっぱりちょっとみづらいですね。
中国語字幕つきの映像を見るのはメリットもデメリットもあります。
メリットは、ひとつの作品を見通す中で、特に必死でメモ取りなどしなくても、繰り返し出てきたいくつかの単語を覚えてしまっていることです。そのようにして覚えた単語は、ストーリーの中で自然に、耳から覚えているせいで、忘れにくい。
デメリットは、漢字を見ることで理解した気になってしまい、リスニング力はそれほど鍛えられていないこと。字幕なし原音のみで聴いてみると、それがよくわかると思います。
ドラマを見る習慣というのは、長時間中国語の世界に浸れるので、「中国語頭」を作るためのとてもいい環境作りにはなると思います。ただ、長い時間拘束されることもあり、どんなものでも、という気にはなれない。つまらないものは見たくない、というのが本音。
話題のドラマ(特に台湾)も、私には不向きの模様。時代劇にもそれほどのめりこめないし…どちらかというと私は、対象年齢のやや高い現代ドラマが性にあっているようです。
思い出のドラマに、過把癮があります。
王志文と江珊主演の、北京を舞台にした、94年頃に放映されたTVドラマ。03年に徐静蕾主演で映画化もされています。
留学中、授業で視聴しました。高級班でなぜか西洋人が大多数を占めており、彼らがこのストーリーに何を感じるのか、そっちの方ばかりが気になっていた記憶があります。
笑うところも結構多く、結末はアジアドラマにありがちな、「うへえ!」と思わず声に出してしまいそうなどんでん返し。
北京人に特有の儿化が際立ち、あまりに理解し難いときは、クラスメイトと
茶化して「レロレロ」言って笑っていました。
最近日本でDVD化されている「華流」ドラマになんとなく乗り切れない人は、こんなところからはじめてみてはいかがでしょうか?(しかし台湾は素敵な映画がたくさん製作されているのに、なぜドラマにそういったものが少ないんでしょう…?)
過把癮
参考リンク
コメント
「中国式離婚」を注文しましたっ。いろいろネットを検索してみると、大陸ですごいヒットしたとの情報が。そして、Marieさんもその姉妹編の新結婚時代の原書&DVDを見られるとのことで情報の正しさが証明されたぞ!と欣喜雀躍してます。そうそう、「過把癮」って誰の原作でしたっけ?なんだか喉元まででかかってるんですが…。もしよろしかったら詳しい情報をご教示下さいませませ(徐静蕾が主演してるバージョンはみなきゃいけませんね(笑)
>ニャロメ老師さま
「中国式離婚」は小説のほうですか?私も新結婚時代を読み終えたら挑戦しようと思ってましたが、あちらはかなりドロドロで、キングの「ミザリー」並みのホラーだ、という意見もあるようで、ちょっぴり躊躇しております。
また感想聞かせてくださいね。
「guobayin」は確か王朔?だったような気が。うろ覚えですがタイトルは「guobayin就死」だったと思います。
えぇ!marieさんちにはもう届いたんですね。
じゃ、私とこももうすぐかも・・・うれし。
中国式離婚はドラマで全部見たので、本はちょっと見てからほおりっぱなし。これこそ 三天打魚,両天shai網 です。(恥) どろどろといえばそうかも・・・しれません。
でも足を切り落とすような場面はなかったですよ。(笑)
(ドラマ 囲城の主演の)陳道明が演じてので、一応ファンだし。
そう、王朔のguobayin就死です。私の古い友達が日本語訳して日本で出版したのこれだったような・・・。私には彼らの話す北京語の深いところの味わいが結局よく分かずじまい。pi3zi文学っていわれこともあるけど、若者にはすごい人気みたいですね。
>rokokoさん
そうなんですよね、ドラマ見てしまうと結末を知ってるだけに、原作ってつい足が遠のいてしまいます。
すごいですね、王朔の翻訳をされたお友達がいらっしゃるなんて!
私も、話の筋は追えるけれども、中国語を味わうといったレベルにはまだまだ及びません。
北京無頼が出てすぐのころ、うわさを聞いて飛びつきましたが、いまいち良さがわかりませんでした…もう一度読み直してみようかしら。