映画・可可西里(ココシリ)を観ました

中国の奥地、チベットの山間部で、貴重なカモシカの毛皮を狙う密猟者と、彼らを阻止する山岳パトロール隊。実話をもとに、男たちの壮絶な攻防がジャーナリストの目を通して描かれる。標高4700mでは酸素も薄く、歩くことだけでも想像以上の体力を消耗する。過酷な条件の下、利益や名誉が目的ではなく、ひたすら使命感に突き動かされて密猟者を追う隊員たちの姿に圧倒され続ける。食糧も底をつき、病に倒れる仲間もいながら、“獲物”を追う。ここには人間の、とくに男の本能が込められているようだ。
17日間の追跡劇で、演じる俳優たちの顔もどんどん憔悴し、汚れていく。おもしろいのは密猟側のキャラクターで、とても法を犯すようには見えない面々が演じているのがポイント。単純な悪役ではないところが、密猟の現実の複雑さを浮かび上がらせる。それにしてもチベットの自然を切りとった映像には、随所で感動と驚き! 満天の星空、人間も呑み込んでしまう流砂など、他の映画にはない映像体験があり、それだけでも本作の存在価値はあると思う。(amazonより)

いやあ、おもしろかった!サッカーを見ている相方の隣で、ちらちらサッカーの動向も気にしながら、7インチの小さな画面で見たのですが、それでも迫力満点でした!

中国映画にありがちな感情や主張の押し付けがましさが全くなく、淡々と自分たちの愛するものを守るために命を懸けるその姿に、静かな感動を覚えました。実話というのがまたすごい。映画オフィシャルページの椎名誠氏のコラムも読み応えがありました。

実は近日到着予定の中国からのお買い物の中に、「紅河谷」という映画が含まれているのですが、これは中国の映画館で観た思い出の一本です。語学力にも問題が有る上、映画館の音響もよくなくて、なかなか台詞が聞き取れなかったのですが、それでも内容はほぼ理解できる、わかりやすいストーリー(事情に詳しい人が見ればダメ出ししたいところも多々ありそう)。

寧静がとにかくキュートで、しかも凛々しかった!という印象が強く残っています。この中に、この「ココシリ」の主人公、多布傑が出演しているようで、届くのを今から楽しみにしています。

「紅河谷(邦題:チベットの紅い谷)」参考サイト
「ココシリ」、今度はちゃんとテレビにつないで大きな画面でもう一度見ます!

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