読み終えました。
逆境の中、自分の信念のために社外も社内も敵に回しつつ、100%以上の力を出して仕事に打ち込み、徐々に味方も増え、成果も上げるという実話です。
プロジェクトXもそうですが、頑張る人たちが頑張って、期待以上の成果をもたらすという話は、ものすごくおもしろいし体の中に興奮作用のあるホルモンが駆け巡るのを実感します。
私の今の仕事の中には、20代の頃には「絶対こういう仕事は私には向いてない、無理」と思っていた業務が含まれます。
あのころ、絶対に無理、やらされるんなら辞めてやると思っていた仕事を、人より上手にはできませんが、なんとかかんとかやれています。上手な人のようにスマートにはこなせないし、満足してもらえない場合もありますが、それなりに手ごたえを感じながらやっています。
歳を重ねた今だからできているのか、向いていないと思っていたけど実は向いていたのかはわかりませんが、「やってみたら案外できた」という実感を得ています。
ムキになって頑張る人が近くにいると、ちょっと斜に構えてしまったりしがちです。10代20代の私はほんとにそんな人でした。
でも、最近になって、ムキになって頑張る人がいたら、とりあえず一緒に巻き込まれてしまえ!と思えるようになりました。
同じアホなら踊らにゃ損ソン、といいますか。
がんばったら必ず報われるということは残念ながらありませんが、知恵を絞って体を動かしてがんばったことは、将来思わぬ形で役立つんだろうなあと思っています。
仕事っておもしろいなあと、あらためて自分の仕事のよいところ好きな所を探すきっかけになりました。