深夜に読み終わりました。
読んでいると、学生時代のように本をたくさん読んでいろんなころを頭の中でぐるぐる考えている友人と酒を飲みながら話している気分になる本でした。へええ、へええ、とたくさんの知識と見解を教えてもらってうなずき、私のカタイ頭では咀嚼しきれず、話を終えた後も話の断片が頭の中をぐるぐる回り続けます。
機会の平等でなく、結果の平等を目指すのが確かに政治の仕事のような気がしてきます。今までイチローがあれだけの稼ぎを上げることについて何も考えなかったけれど、確かに見方によっては、主人公の言う通りかもしれない、と。
次はアトウッドにしました。
コメント
最近、全然小説を読んでいなくて、Marieさんの記事に刺激されます。
白石氏の本も読んでいないけど、イチローうんぬんは、ノージックがロールズに対して仕掛けた論争を連想しますね。
>rororoさん
専攻は経済だったはずなのに、恥ずかしながらノージック・ロールズ論争、知りませんでした。70年代にすでにこういった論争が起こっていて、それなのにアメリカの経済格差はそれ以後どんどん大きくなり、日本も追随するような形になっているのですね。
日本でもこのところ、子供手当てやベーシックインカムなどが話題になったりしていて、この小説は私の今の関心に偶然にもビンゴ!でした。