語彙増強にたいそう役立った教材



中国語・韓国語学習に関するブログを数々拝見していて、わかったことがあります。
映画・ドラマで語意増強は私には無理!
私は夢中になると映画やドラマでも、本でも、立ち止まって単語を調べたりメモしたりということをあまりしないので、一冊本を読んで劇的に語彙量が増えるということはなかなかありません。
映画やドラマならなおさらです。
紙媒体ならばまだ、ページを手前にめくるだけで問題の箇所と再会できますが、映像だとそこに至る手順がわずらわしいので、「戻って確認」作業は、私に限ってはほとんどありません。
さらに言えば、私は一度観て結末のわかっているドラマや映画を何度も観るのが苦手…。決定的です。
ある程度の水準に達すると、中文字幕つきのドラマや映画くらいだったら、漢字のお陰もあって理解できるようになり(字幕なしだとちんぷんかんぷんだったりする)、そうなるとがつがつ単語を覚えることが少しわずらわしくなってしまいます。
このレベルになると、中国語を話す機会に遭遇しても、自己紹介や初次見面の会話くらいだったら、わりと苦もなくできてしまう。話が深くややこしくなると、語彙不足を痛感するんだけど…
特に、本の場合は目だけを通して得た知識なので、発音と結びついて記憶されていないかもしれません。次に耳から入ってきたときは認識できないかも。ドラマなどで学習されている方は、この発音と漢字の結びつきが強いと思うので、羨ましいです。次に聞いたとき、頭の中で漢字変換する前に、ぱっと反応してくれそうですよね、耳が。
前置きが長くなりました。
初級時代に語彙増強に役に立ったのはこの本です。
トレーニングペーパー中国語/単語
トレーニングペーパー中国語/単語
前にも紹介して、しつこくなりそうですが…。
わりと似たようなジャンルの単語10個が1セットになっていて、例文がついています。例文の中に使われている語や、自分で関連付けて対義語や類義語をメモして覚えていったので、かなりの量の語をこのテキストで学んだと思います。
新装版はCDがついているので、例文をディクテーションすることで耳から覚えていくのもいい方法かもしれません。
仕事で中国語を使うようになってからは、専門用語の語彙が自然に増えてきました。必要に迫られて、というやつです。
その中で、通常の学習に使えるなあと思う語彙増強法は、
観光地のパンフレット中文版
です。
中国からのお客さんのアテンドで、国内出張をする機会が少なからずありました。ガイドのようなこともしなければならず、観光地や公的機関などで中国語版のパンフレットがあれば、必ずいただいて参考にしていました。
機会があればぜひ、そういったパンフレットを手に、中国から来たお友達を案内するという設定でひとり芝居をしてみてください。
友達に教えてあげたいことがたくさん思い浮かぶと思います。それをひとつひとつ中訳して、できれば誤りのない文に完成させておきます。
ガイドをするときの言い回しは結構単純で、単語を変えるだけでいろいろ応用できる便利なものがいくつか集まると思います。どこかの観光地で中国からのツーリストに偶然出会ったときに、すんなり言葉が出てくるかもしれませんよ。
いまだに、中国語版があれば日本語のとセットで持ち帰っています。
ちなみに、モノによっては日本語文を翻訳ソフトにかけただけの粗悪な文章のものも(わりと多く)あるので、ご注意くださいませ。

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