TOEICに取り組んだ経験が、中検にも生かせると気づいた話です。
先月ツイッター経由でメッセージをもらいました。中検2級に何度も挑戦しているがなかなか受からない、どういう勉強をすればよいかという質問でしたが、私は中検を受けたのは1級が初めてなので、なんとも答えようがありませんでした。
しかしいい機会なので、中国語検定の各級がどのくらいのレベルでどのような知識を求めているか調べてみようと思い、準1級(リスニング・筆記)の過去問を3回分、2級の筆記を5回分解きました。3級については今公式サイトで公開されている問題すべてをざっと眺めてみました。3級と2級を比べると、ずいぶん分量が変わるのですね。2級と準1級では、必要な語彙の数がぐっと増える印象です。
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2級の筆記を解いてみたところ、ほぼ全問正解でした。「ほぼ」と言わざるを得ないのがとても残念で、迷う問題が毎回同じ数でてきます。よくできた検定試験は、自分の弱点を洗い出すのに役立ちますね。弱点補強に努めます。
過去問にじっくり取り組んでいると、TOEICの公式問題集や模試を解いていたときのことが思い出されてきました。
TOEIC対策についてのアドバイスとして「必要なものはすべて公式問題集のなかにある」とよく言われますが、中検もそれと同じで、過去問をすみからすみまで勉強すれば、合格できる力がかなりつきそうです。
選択肢から正しいものを選ぶ問題についての対策も、TOEICのPart 5でずいぶん鍛えられました。「なんとなく」正解を選べるのではなく、はっきり理由がわかった状態で正解を選べるようになると、解答スピードも上がります。この方法も中検の問題に生かせます。
そういう点からなら、中検をひとつずつクリアしてきたのではない私でも、冒頭の質問に答えることができるなと思い、この記事を書くことにしました。
私のおすすめする方法は、TOEIC800点台前半から900点台に乗せるときの勉強をもとにしています。
3級に合格したばかりの人が2級に、あるいは、2級に合格した人が準1級にチャレンジするときにはあまり効果がないかもしれませんが(この場合はまず語彙を大量にインプットする必要があるので、まずはそこからスタートです)、何度か受験しているがあと少し点数が足りずに合格できない、という方には効果があるのではないかと思います。
これから少しずつまとめていきますので、しばしお待ちくださいませ。