HSK6級の閲読パートは4つの部分に分かれています。全部で45分間。
第一部分・10問。4つの文の中から「病句」すなわち文法的に誤りのある文章をひとつ選ぶ問題です。
第二部分・10問。文章の中の複数の虫食い箇所を埋める問題。選択肢は単語のグループ。
第三部分・10問。ひとつの文章の中の5つの空欄を埋める問題。選択肢は短文。
第四部分・20問。長文読解問題。5つの長文に問題が4問ずつ。
単純計算すると1問2点なのですが、実際はどうなのでしょう。私は93点だったので、配点は一律ではなさそうです。
病句を見つける問題が意外に難しく、対策しようがないと思いがちですが、私は今回このパートで結構点数が取れたのではないかと思っています。
この本のおかげです。
約300ページありますが、ひたすら病句探しです。途中で嫌になりますが、全部やり通すと病句問題の傾向がなんとなくわかってきます。
練習問題は病句探しばかりですが、第二部分の空欄補充問題対策にもなるという良書です。
各章に文法のまとめがあるのですが、これが大変よくできています。大量の練習問題を解いていると、自分の間違う傾向もわかってくるので、苦手部分のまとめをしっかり読んで頭に叩き込みます。
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多分10問のうち1~2問は、中国の大学入試問題に出るような難問なので、そこはもう対策のしようがないのであきらめます。
(そうはいっても、ネットで問題を探して解いてみたり、ちょっと悪あがきはしてみましたが)
この語法に特化したテキストを何周かこなせば、病句問題にそこまで苦手意識を感じずにすむようになると思います。
文法問題対策は、直前にこの1冊だけでしたが、ほかにもいろいろ文法関連書を購入したり借りて読んだりしました。
原書で刘云老师の「新HSK6級攻略」というテキストも買って解きましたが、多分これと同じではないかと思います。日本語版が出ているんですね。
HSKも日本のTOEIC教材と同じで、いろんなテキストがたくさん出ています。
教材への信頼度は著者の先生がどれだけテストに近いところにいるかにかかっています。その点では劉雲先生や上の21天の鄭先生などはHSK専任といってもいいような立場なので、信頼できるのではないかと思います。
实用汉语语法讲练
アマゾン中国で、このKindle版を購入しました。パラパラと読んだだけでちゃんと取り組んではいませんが、おもしろいです。
简明实用汉语语法教程
こちらもkindle版購入。これも日本語版が出ているみたいです。
言わずと知れた劉月華先生の文法書。レファレンスに。
上のキンドル本を買ったついでに現代漢語八百詞も買いました。
日本語版はこちら。日本語版のほうが使いやすいというレビューもありますね。
Kindle版なら黄ばんだり破れたりしない…と思うと、よさそうな本を見つけるとつい買ってしまいます。