なんとなく気分が晴れなかったので、いかにも明るく軽いコメディ!に思えた「一個好爸爸」を観ました。古天樂(ルイス・クー)、劉若英(レネ・リウ)主演、シルビア・チャン監督。
やくざな風来坊、天恩(ルイス・クー)は弁護士(レネ・リウ)と出会った瞬間恋に落ち、あれよあれよとできちゃった結婚。娘には黒社会とは無縁の暮らしをさせたい…、と、天恩は自分の生き方を少しずつ変えていく。
予想していたような子供の可愛さ満載のストーリーではなく、むしろ逆で、切ない気持ちにさせられるシーンがもりだくさん。シルビア・チャン監督なんだから、あらかじめ覚悟しておくべきだったのに…なんだか観た後、切なくってものがなしくって、余計にブルーになってしまいました。
もちろん、映画が悪いわけではないんです。テンポのよい展開(子供が生まれてからはちょっと冗長な部分もあったかも)、子供が生まれる前、生まれてからの、ちょっとしたエピソードも素敵だったし(抱っことか、海辺のシーンとか)、何よりも、おっとりとしたお嬢様だったレネがどんどんたくましくなっていく変化がリアルで、天恩の母親の頼もしさとだんだん重なっていくさまがとてもよかったのです。なるほどシルビア・チャンの造形した女性像だわ、と思えました。いい意味でも悪い意味でも、曲げない、曲がらない。
ただ、どこの国のやくざ映画でも同じ、なんともいいようのないエンディングだったことがちょっと私の好みにあわないというか、期待と違ったというか。
映画を見ながら「レバレッジ英語勉強法」という本をめくっていたら、相方が「どんな勉強法なの」と聞くので、「雲の上を目指さず、現実的に使いこなせるレベルを目標に、心理的ブレーキとなる要因をうまく回避しながら短期間で効果的に進める学習」と答えると、彼の「レバレッジ」という意味とはかなりかけ離れていたらしく、「それがどうしてレバレッジなのか」と問われました。投資・金融用語としては、レバレッジという語にはハイリスク・ハイリターンといった意味合いが強いからのよう。この本で言うレバレッジとは、「てこの原理」という意味どおり、できるだけ小さい力で大きな効果を上げよう、という意味で、リスクは別にないんですけどね。
レバレッジ英語勉強法
本田 直之
ハン検5級の単語は韓→日を終えて、日→韓で見ています(なかなか書けません)。ハン検4級単語も韓→日でぐるぐるチェックしていますが、まだまだ知らない単語が多いですね。でも、漢字語が増えてくると楽になってきそうです。日本語と中国語との挟み撃ちができるという強みが活かせるレベルまで、なるべく早く行きたいのですが、今はともかく、基礎単語、特に固有語をきっちり覚えていかなくては。
「まる暗記」の単語帳学習は、「覚えよう!」と気合を入れて取り組むのではなく、1単語1,2秒でざーっと眺める感じで流しています。これなら一日300~800語くらい眺められますから。600語眺めても1語2秒なら20分余り。
わからなかった語にはマークをつけて、2度目以降はマークのついた語のみランダム出題。覚えたらマークを外していくのですが、マークのついた語が少しずつ減っていくのを確認するのはとても快感♪覚えづらい単語はノートに書き出して電子辞書で例文を引いて、例文や類語、対義語などを書き出しまくり、マッピングして他の語にもついでに馴染むようにします。
一度は断念した、外国語大好きおじさんの「見返し回数限定法」を、結果的に継続しちゃってます。便利なソフトのお陰で、労力対効果を上げることができてありがたい限りです。
でもどちらにしても、単語帳だけで覚えた語は文脈で覚えた語より定着率が悪いので、この勉強法は補助的な役割に留めておいて、メインはやっぱり、いろんな文章やスキットに触れて、文脈から覚えていくのが私には向いていそうです。
「まいにちハングル」もなんとかついていっています。継続は力なり、とはこういうことなのか、耳がスピードに慣れてきました。以前は「早ッ!」とのけぞってしまった「カナタ」のCD音声も、それほど早いとは感じず、細部まで明瞭に聞こえるようになっていて驚きました。
新出語句は、活用など完璧に覚えようと思うと全然時間が足りないので、とりあえずその日のスキットの意味が聞き取れるように意味だけでも覚える、と目標設定して続けています。
「今すぐ話せる韓国語」の音読は、12課まですすみました。ラジオ講座とよく似たスキットなので、覚えやすいです。
「カナタ korean」の初級2にも、ようやくとりかかりました。音読だけだとどうしても飽きるので、こちらの練習問題にせっせと取り組んでいます。テキストの練習問題をやって、ワークブックもやって、それから気になる例文の日本語訳を書き出して、韓国語に訳し戻す…てなことをやっていると、1時間くらいはすぐに経ってしまいます。1日25時間ほしい…
衝動買いした小説をめくっても、ネットの韓国語のページを見ても、まだ全然わからなくって、「まだまだだなあ」と思うのですが、考えてみればこの状態が一番楽しいときなのかも。ぐんぐん進歩を自覚できるし、新しい発見が毎日たくさんあるし。
韓国語学習者の先輩方のブログを見ていると、ついつい焦ってしまいそうになるのですが、先を急がず、じっくり楽しんでいきたいと思います。
コメント
一個好papa、うちの夫が飛行機(JAL)で日本語字幕付きで見た~と言ってたので、DVDくらいは出るかなぁと思ってます。(中国語版は実は買いましたが、まだ見る時間がとれません・・・)
彼は、泣けた!といってて、楽しんだようでした。
カバーの写真の娘ちゃんが、ちょこっとうちの娘のおかっぱ時代と似ているので、実は見るのを楽しみにしてます。
そして、韓国語、がんばってますね~。真似したいと思う勉強法がいっぱい書いてあるのに、なかなか真似できません・・・私もがんばろう~~
>kumanekoさん
こんにちは。そうなんです。泣けるんです。でも、泣きたい気分ではなかったのです…。親子の絆、というテーマでしんみりしたいときにはぴったりのいい映画だと思いますよー。
確かに、子役の女の子、お嬢さんに似てるかも。でも、カバーのイメージとは裏腹に、子供の可愛らしさを全面に押し出した映画ではなかったんですよ。赤ちゃんからすぐに大きくなっちゃった。
韓国語、学習法は英語学習法の書籍から盗んできてるんですが、そういう本を読むたびに、英語のことがちらちらと気になります。いつになったら満足に話せるようになるのかしら…