『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』という本が出ていました。
おもしろそうなので、買ってみましたよ。
FFS理論とは
FFS診断は、FFS理論にもとづいて、ひとの思考傾向を分析するものです。
FFS(Five Factors & Stress)理論とは、「ストレスと性格」の研究において開発されたものです。 人が恣意的、無意識的に考え、行動するパターンを5因子で計量し、ストレス値においてポジティブな反応か、ネガティブな反応か分析します。 その結果、その人が保有している潜在的な強みが客観的に分かります。
全部で80問の設問(「はい・いいえ・どちらでもない」)に答えることで、凝縮性、受容性、弁別性、拡散性、保全性の5つの因子のうち、上位の2~3個の因子によって思考タイプ・ストレスタイプが診断されます。
その因子の持つ要素が、いいかたちで出ると、強み。
逆にその要素がストレスを感じる因子ともなります。
カードの表と裏の関係のようなものです。
ストレングスファインダーと違って、ストレス因子の発見に重きを置いているのがおもしろいなと思います。
宇宙兄弟の登場人物でカテゴライズ
FFS診断は企業の中でよく使われるようなのですが、この本では、宇宙兄弟に出てくる登場人物25人のうち、自分がどのタイプか当てはめて、思考パターンを知るという仕組みになっています。
宇宙兄弟を読んでいる人にとっては、すごくしっくりくるし、イメージがしやすいと思います。
読んだことのない人は、おもしろいのでぜひ読んでほしい。
無料の簡易版もあります
特設サイト『宇宙兄弟×FFS診断』では、書籍付属IDを使って行う診断のほかに、簡易版の無料診断を受けることもできます。
本を買わなくても無料8キャラ診断ができるので、ぜひやってみてください。
簡易版は15問の設問に答えていきます。すぐ終わります。
ちなみに私は、無料版を試してみたところ、前回の結果と同じだったので、本についているIDは家族に譲ることにしました。
私のFFS診断結果
キャラクター診断結果は、「拡散性」「受容性」のヒビトでした。
わーい、嬉しい。
興味があることは直情的に動く。柔軟さもある。
【日頃の言動】
自在さを求める・好き勝手に動く
【ストレッサー】
拘束されること・役に立てない時
実は去年FFS診断を受ける機会があり、診断結果をすでに持っているため、簡易診断でまったくおなじ結果が出たので、IDは家族に譲りました。
去年はこの診断を受けるきっかけになったこと自体がボロボロの結末になってしまったため、診断結果を見て考えたりする余裕がまったくなく、それっきりほったらかしにしていたことを、この本のタイトルを見て思い出したのでした。
そのときの私の結果は、拡散性:18、受容性:17、弁別性:14でした。
(この本についているIDを使った診断では、この数値が出てこないみたいです)
ほんと、好き勝手に動くし、団体行動できないんですよ。
それが強みでもあるし、自分だけでなく他者にとってのストレス源にもなる。
マイナス面を消しちゃうことはできないから、うまくコントロールするしかないし、相手と折り合う妥協点を見つけないといけない。
簡易診断とはいえ(しかもなんとなく質問を覚えていて、ちょっと違う答えにしたのに)、1年後にも同じ結果だったのが興味深かったです。
自分の強みを知ることのおもしろさ
こういう自己分析のための診断って、占いみたいなものだと思っています。
結果のいいところだけ受け取って、前向きな行動につなげられればいい。
ストレングスファインダーの本は、自分なりにかみくだいて理解するのが難しい部分があったけれど、この本は『宇宙兄弟』という物語に出てくるいろんな人たちになぞらえてくれているので、補い合いすりあわせながらうまくやっていくことの大切さを実感できます。誰も完璧な人はいない。
以前ストレングスファインダーを受けて自分の強みを知ったときは、その結果を見てすごくポジティブな気持ちになれました。
それから3年、本を出版できたり、いろんな嬉しいことが舞い込んだのも、家族が仲良くやれているのも、こうした診断結果と日々の記録で、自分の強みとか性質を把握し、日々試行錯誤しているからかなと思っています。
おもしろいし、役に立つので、気になる方はぜひ無料版だけでも試してみてください。
(有料版診断を受けたい方は、中古本を買ってはダメですよー。付属IDは1回しか使えません。)