愚か者、中国をゆく 星野博美
暑くてたいした勉強もせず、通勤中の読書も一向に進まず、だらーんと過ごしていますが、目が覚める本に出会いました。
「はじめに」の部分から、すでにビリビリというか、キュンキュンというか、心の琴線に触れてくる言葉が並んでいます。世代も違うし、留学していた場所も違う、それなのに、著者の語る過去の中には間違いなく過去の私の姿がちらちら垣間見える。10年も前の自分の姿を本の中に見ながら、記憶の中の中国と、現在の中国、そして私が、頭の中でごちゃごちゃとまじりあいながら展開していきます。
新書なので、鞄の中にしのばせてもかさばりません。ぜひ皆さん読んでみてください。
あの頃の中国、そして私
