あの頃の中国、そして私



愚か者、中国をゆく (光文社新書 (350))
愚か者、中国をゆく 星野博美
暑くてたいした勉強もせず、通勤中の読書も一向に進まず、だらーんと過ごしていますが、目が覚める本に出会いました。
「はじめに」の部分から、すでにビリビリというか、キュンキュンというか、心の琴線に触れてくる言葉が並んでいます。世代も違うし、留学していた場所も違う、それなのに、著者の語る過去の中には間違いなく過去の私の姿がちらちら垣間見える。10年も前の自分の姿を本の中に見ながら、記憶の中の中国と、現在の中国、そして私が、頭の中でごちゃごちゃとまじりあいながら展開していきます。
新書なので、鞄の中にしのばせてもかさばりません。ぜひ皆さん読んでみてください。

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コメント

  1. yue より:

    こんにちは。お久しぶりです!
    この本、読んでみたいです。星野博美さんの『華南体感』、10年ぐらい前に何回も繰り返し読んで、写真集も買ったことを思い出しました。
    舞台は私が行ったことのない地域だし、私はそんなディープな体験をしたわけでもないのに、共感できるところが沢山あって大好きな本でした。
    ところで、C.test A級おめでとうございます!
    Marieさんなら間違いなくA級を取られると思っていましたが、さすがの高得点ですね!私も少しでも近づけるよう、がんばりたいです。毎日ダラダラしていてはダメだと、ちょっと目が覚めました。

  2. Shira より:

    最初に読んだ星野の本は「転がる香港に苔は生えない」、次は「謝謝チャイニーズ」でした。何度でも読んでしまいます。
    この「愚か者、中国を行く」も気になりますね...。

  3. Marie より:

    >yueさん
    こんにちは!毎日お忙しそうですね!
    ぜひぜひ、読んでみてください。きっとものすごく共感されると思います!読み終えましたが、まだぱらぱらと何度もめくっては読み返しています。
    C.test A級、ありがとうございます。ダラダラしてる毎日を引き締めるために受けたんですけど、却ってダラダラに拍車を掛けてしまいました…
    今度は韓国語も少しステップアップしたいな、と思っています。
    >Shiraさん
    私もこの2冊、読みました。大好きな本です。
    この「愚か者、中国を行く」は、中国に関わる人がかの国に感じる愛とその裏返しの感情を、ものすごく的確に描写しています。そして、中国という国をはさんでつきあう西側の国の人々との関係性についても、とても共感しました。まるで自分のことが書いてあるように錯覚するほど、近しく感じる本でした。