ディビザデロ通り マイケル オンダーチェ



連休をはさんで5日で読了。

いやー、久々に別世界に連れて行かれました。ものすごく抑制の効いたメロドラマ。同じ新潮クレストシリーズで、コールドマウンテンもかなり好きな小説(映画も)でしたが、こちらも本の厚さを全く感じませんでした。まるで小さな障子穴から覗き見しているような緊迫感、全体を把握できないもどかしさ、ディテールから際限なくふくらんでいく想像。
留学中、字幕無しで見た「イングリッシュ・ペイシェント」。私のプアな英語力でも理解・感動することができたのは、映像の力であり、物語の力なのでしょう。
イングリッシュ・ペイシェント [DVD]
イングリッシュ・ペイシェント [DVD]
映画にノックアウトされたショックで原作は未読のままだったので、早速図書館に予約しました。
イギリス人の患者 (新潮・現代世界の文学)
イギリス人の患者 (新潮・現代世界の文学)

シェアする

フォローする

スポンサーリンク