このところ、急ぎの仕事がたてこんでいるのと、子供の体調がよくないのとでほとんど勉強できず。ラジオ講座の録音がたまる一方…追いつけるかしら。
子供、漢方薬を飲むことになりました。私自身、妊娠前にあれやこれや飲んだ経験がありますが、漢方薬って、苦い味はもちろん、量が多いのがつらいんですよね。
普通の甘い粉薬なら口にザーっと入れてやれば喜んで飲むので、ためしにちょっと舌の上にのせてみると、やはり顔をしかめました。お湯で溶いて飲ませるしかないか、と思いましたが、冷蔵庫にコンデンスミルクのチューブを発見。薬と練って食べさせてみると、ぺろりとたいらげてくれました。助かった…これでちょっと調子がよくなるといいのだけれど。
小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)
平野 啓一郎
これまで読書をする中で漠然と感じていたことをわかりやすい言葉で説明してもらって、頭の中がすっきり。
『蹴りたい背中』のところで、『言うまでもなく、ブログはこのコミュニティの外側の言葉を受け止める場所として、ちょうどこの小説が発表された頃から、急速にその機能を果たしていった。』という記述があり、深くうなずきました。
不特定多数の誰かに向けて文章を書くという仕事。
慣れてしまってふと気がつけば、テクニックやら決まり文句やらで自分の紡ぐ言葉に何の思いも込められていないことに呆然。
スカスカの文章。あたりさわりのないきれいな文言。指先が機械的に打ち込んでいくどこかで聞いたような言葉。ブログの方がよほど心がこもっているじゃないですか。
使い捨ての文章と割り切って書く文章でも、読んでくれる誰かの存在を強く意識すれば(ブログを書くときのように)、何かが変わるかも。