「風声」を読み終わり、今は江國香織の「左岸」を読んでいます。「右岸」は読まない予感…九ちゃんが辻氏の風貌そのままの描写だった時点で、こりゃ無理、と思いましたので。
さて次に何読もう、と考えながら、前からちびちびやっていた田原の「双生水莽」の日訳を再開。自分の呼吸とぴったり合うステキな文章を見つけると、こつこつ訳し始めずにいられません。中学時代、好きな洋楽の歌詞を訳して暗唱していたのに似てるかな…これは勉強ではなく、趣味もしくは衝動なので、あまりおすすめできる勉強法ではないと思いますが…。
この作品は泉京鹿さんの訳で日本語版出版予定があるそうなので、とても楽しみにしています。
FX1に放り込んでいるのは、今のところ、曹文軒の「天瓢」と、痞子蔡の最新恋愛もの。
ネット文学ブームの火付け役となった痞子蔡(台湾)の作品は、「第一次親密的接触」以来なんとなく追いかけ続けています。一番覚えているのは、アイルランドの詩人イエイツをモチーフに使った「アイリッシュコーヒー」。あまりベタベタしすぎず、好きな二人がすれ違ってしまう独特な空気感が好きです。
しばらくはまたカナタ韓国語に没頭するべき、なんですけどね。