タイトルどおり、通訳練習のためのCDつき教材です。
男声と女声の会話が1セットで1トラックに10セットずつ、計80セット入っています。
CDは2枚添付で日本語と中国語に分かれています。
中国語はナチュラルスピード。日本語も棒読みでなく感情の入った自然な口調です。
音声教材の発話速度に物足りなさを感じている方には最適のリスニング教材だと思います。
逆に、この本で中級以上の学習者が文法や単語の知識を増強しようとするのは難しいかも。文法も単語もいたって平易な、基本的なものしか使われていません。だからこそ、目では認識できる文法構造や単語が耳からだけで理解できるか、トレーニングできるというのがこの本の長所です。
私はこのCDを編集して使っています。1トラックずつ、中国語と日本語が順に再生されるようにしました。スピードラーニングと同じような構造です。
中国語で理解できず、あれ?と思ったところに、すぐに(10セットが1ブロックですが)日本語の訳が追いかけてくるので、テキストを開くこと無しに確認できるというわけ。
日本語ばかりのCDだとどうしても聞かなくなってしまうのですが、こうしておくと日中両方の勉強が平行してできるのもメリットです。
リピートしたり、シャドウイングしたり、通訳練習をしたり、内容がそう難しいものでないだけに、退屈になりがちな反復練習がストレス無しにできます。
このシリーズの新刊が出ています。
通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語難訳語500 (マルチリンガルライブラリー)
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長谷川 正時 スリーエーネットワーク 2006-05
かなり惹かれるタイトルでしょう?
もう予約済みなので、また利用した感想を後日アップしようと思います。お楽しみに。