通訳メソッドを応用した中国語短文会話800



タイトルどおり、通訳練習のためのCDつき教材です。

男声と女声の会話が1セットで1トラックに10セットずつ、計80セット入っています。
CDは2枚添付で日本語と中国語に分かれています。

中国語はナチュラルスピード。日本語も棒読みでなく感情の入った自然な口調です。
音声教材の発話速度に物足りなさを感じている方には最適のリスニング教材だと思います。

逆に、この本で中級以上の学習者が文法や単語の知識を増強しようとするのは難しいかも。文法も単語もいたって平易な、基本的なものしか使われていません。だからこそ、目では認識できる文法構造や単語が耳からだけで理解できるか、トレーニングできるというのがこの本の長所です。

私はこのCDを編集して使っています。1トラックずつ、中国語と日本語が順に再生されるようにしました。スピードラーニングと同じような構造です。

中国語で理解できず、あれ?と思ったところに、すぐに(10セットが1ブロックですが)日本語の訳が追いかけてくるので、テキストを開くこと無しに確認できるというわけ。

日本語ばかりのCDだとどうしても聞かなくなってしまうのですが、こうしておくと日中両方の勉強が平行してできるのもメリットです。

リピートしたり、シャドウイングしたり、通訳練習をしたり、内容がそう難しいものでないだけに、退屈になりがちな反復練習がストレス無しにできます。

このシリーズの新刊が出ています。

かなり惹かれるタイトルでしょう?
もう予約済みなので、また利用した感想を後日アップしようと思います。お楽しみに。

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コメント

  1. Shira より:

    こんにちは。
    >>音声教材の発話速度に物足りなさを感じている方には最適のリスニング教材だと思います。
    中国語放送の笑い番組や熱の入った討論はとんでもない速さですね。
    ご紹介いただいた本は中国語検定だと2級以上の人を対象にしているようですね(まえがきを立ち読みしてみました)。
    学習が進んだ人はさておいても、初歩のうちからなるべく実用的な速さで練習しておくいいんじゃないかと思うようになりました。Ni hao ma? や Dui bu qi. あたりも ハエが止まる速さ→ゆっくり→普通 といった段階で勉強しておくと後が楽かな、と。
    文法は難しくなる、語彙はたくさん、それでもって速さも増すのではたいへんですから...。
    「NHKラジオ中国語講座入門編、速さだけ本場仕様」なんてのがあったらよかったのになー。

  2. Marie より:

    Shiraさんこんにちは。いつもためになる記事を拝見しています。ありがとうございます!
    >>中国語放送の笑い番組や熱の入った討論はとんでもない速さですね。
    ほんとうに!熱が入れば入るほど速くなっていきますね。しっかり聴いていないと、だんだん意味を持たないただの音の洪水になってしまいます。
    ハングルも勉強中ですが、今使っている教材の会話速度がとても速くてなかなか先に進みません。でも、初歩のうちに慣れておくほうが確かに後が楽かも知れませんね。挫折しないでこつこつ頑張らなくては。
    「NHKラジオ中国語講座入門編、速さだけ本場仕様」、あったら私もぜひ聴きたいです♪