「神雕侠侶」の後は、「奋斗」を3話くらい観た後、再び「24」に戻ってしまい、速攻で手に入れたもののなかなか観れない「五星大飯店」です。
今週くらいから相方の飲み会が多くなりそうなので、ようやく時間が取れるかもしれません。
通勤の電車の中で読んでいる小説の方は、3分の2くらいは読みました。
どうもドラマの最終回がとても曖昧な結末で、たいそう不興を買っているらしく、海岩さんは追加のエンディングを作るとか作らないとか。ドラマはそうだとしても、小説版は多少わかりやすく示唆されているのでは…?と、淡い期待を抱きながら読み進めています。
金志愛という韓国人の女の子が、かなり登場回数が多いのですが、どうも彼女の性格が好きになれず、というか理解できず、あまり感情移入できません。お金持ちで直情型の癇癪持ち、周囲の誰も信用しない割には、素性もよくわからない中国の男の子にまるでひよこの「刷り込み」のように盲目的になついたり。
海岩のほかの作品はまだ「玉観音」しか観ていないのですが、今回のドラマがいまいち好評ではない理由は、サスペンスより恋愛色がかなり濃いからではないかしら、と思いました。
ではでは小説の方から興味深い単語をいくつかご紹介。
1、(入社試験にコネを利用することを頑なに拒む相手に)
我就没见过你这么轴的人
「あんたみたいな(カタブツ)見たことないわ!」
《ヒント》
轴:zhou2
北京方言,形容一个人爱钻牛角尖,说话或做事情爱较真儿,不变通.
变通:融通が利かない
钻牛角尖:ささいな問題にいつまでもこだわり続ける
2、金志愛用憋脚的中文回答:”不要緊。”
金志愛は、(たどたどしい)中国語で「大丈夫」と答えた。
3、(一度悪に手を染めてしまった人が再度の依頼を拒むのを見て、脅しつける一言)
「上船容易下船难(悪事に手を染めるのは簡単だが、手を引くのはうってかわって難しい)、それに、1度やったらもう2度も3度も同じことだろう」
上の3番、みなさん日本語訳を見なくとも、雰囲気で意味はわかると思うんですが、中国語部分をどうやって訳しますか?考えましたが同じような言い回しの日本語の慣用句や諺を思いつきません…。いい訳を見つけた方はぜひ教えてくださいね!
コメント
Marieさん、こんにちは~。
私も「五星大飯店」の小説を取り寄せ中です!今まで一つとして中国語小説を最後まで読み終えたことないですが、Marieさんの真似して、ドラマと同時進行で・・・・ともくろんでいます(汗)DVDは既に届いており、(1話だけ見ちゃおうっと)という悪魔のささやきに負けて見てしまいましたが、なんか出だし話があまり上手く転がっていかないので、1話終えたところで止めることができました(計算どおり・・・?) そうですね、サスペンスのドキドキ感が何か物足りない・・・(人殺されてるけどねー)。それと何か今回画面がやたらと暗くてわかりづらいですね。ホテル勤めを始めてからのきらびやか、豪華絢爛さに期待しますわー。
>にゃじゃらさん
こんにちは~。
小説、私も最後まで読んだものは少ないです…。
今回のように、「これを読み終えないとドラマは見ない!」と決めると、なんとか読みきれそうですわ。
だいぶ読みましたが、「玉観音」ほどのどんでん返しはなさそうです。ページを繰るのももどかしいくらい次が気になる!…というくらいの展開になってくれることを期待してます。
やっと、ドラマ見終わりました~。
きっと小説の方がおもしろそうな気がしてきました。
上船容易下船难はセリフのところでおもしろいな~とおもいました。そのとき、日本語だと【乗りかかった舟】に似ている気もしましたが、微妙に違う気もします。もっと最適な日本語、分かったら教えてくださいね~。。
「玉観音」ってそんなにおもしろいんですか?かなり気になります。
>こけしさん
お~、もう見終わったんですね!
結末の相手は、こけしさんは誰だと思いましたか?
(まだ見終わってないのにそんなことだけ知ってます…)
上船容易下船難、「手を染めるのはたやすいことだけど、足を洗うのはそう簡単にはいきません」と私の頭の中では変換してますが、まどろっこしいですよね…ぴたっとくる日本語はないものでしょうか。
『玉観音』、単なる軟派な男が謎めいた女に執着する話かと思っていたら、途中から急展開、ハラハラドキドキの社会派サスペンスになりました!
恋愛もあるにはあるんですが、五星飯店ほど軽くないかな。
特にエンディングは私のかつて見たドラマ(国問わず)の中でも秀逸!と思えるものでした(個人的感想ですけどね~)
機会があれば見てみてください♪
玉観音なら私に任せて下さい。一年八ヶ月をかけて、ようやく翻訳を終了しました。世界初の海岩の翻訳者を自負しています。現在は「河流如血」を訳しています。「五星大飯店」を翻訳する予定はありません。ホテルの専門用語が多すぎて困難です。いつか海岩のドラマは日本で紹介されると思って始めた翻訳でしたが、今回「五星大飯店」がNHKで放送されることが決まり、興奮しております。「玉観音」も出版できれば、と思っています。