ノーベル文学賞のル・クレジオ氏。不勉強なもので、その名を今回始めて知りました。
早速何か読んでみようと思います。
昨日読んだ本。平安寿子が半世紀前にフランスに留学したときのことを綴ったエッセイ。国も時代も違うのに、本の中には中国にいた頃の私や友人たちがいて、なんだか泣きそうになりました。そう、楽しいこともあったけど、自分が嫌いになったり、その国のことがイヤになったりして、つらいことのほうが多かった。それでもきっと、やらないよりはやった方がよかったのだ、私という人間は私自身の積み上げてきた思い出で作られているのだ、と、若くて頼りないあの頃の自分をいとしく思える一冊です。
コメント
ル・クレジオって、トニー・ガトリフの映画「MONDO」を見て、その原作だった「海を見たことがなかった少年」という短編を読んだきりです(フランス語の勉強兼ねて・・・)。
名前は聞くけど読んでない作家の1人っていうか・・・、リンクの本面白そうですね~ ノーベル賞景気で図書館から借りにくくなるかしら?
>kumanekoさん
さすがだわ~、私は聞いたこともなかったです。リンクの本ともう一つ、最近出た上下巻のがおもしろそうですけど、どうだろう、図書館予約してみようかな。