Audibleの新聴き放題プラン・Audible Plusで洋書読みにトライ



アメリカAudibleが先月、新サービスを発表。
「Audible Plus Catalog」という聴き放題プランが仲間入りしました。

Audible Plus

これまでは、月に1冊(Gold)または2冊(Platinum)のオーディオブックが入手できるプランがメインでしたが、今回登場した聴き放題プランは、7.95ドルで1万1000以上のオーディオブックやポッドキャストが聴き放題になるというもの。

AudiblePlus使い方

これまでの1冊分のクレジットがついてくるプランは「Audible Premium Plus」と名称が変わり、月額14.95ドルで、1冊分のクレジットと、聴き放題(Audible Plus Catalog)へのアクセスがついてきます。

聴き放題プランの「Audible Plus」には、無料でオーディオブックを入手できるクレジットがついておらず、さらに、オーディオブック購入の際は30%オフのメンバー割引価格ではなく通常価格となります。

聴き放題プランは、いまのところアメリカAudibleのみのサービスとなります。

アメリカAmazonのアカウントを作れば、日本からも利用できます。

※日本アマゾンのアカウントと同じメールアドレスを利用してアカウントを作る場合は、必ずパスワードを別のものに設定しましょう!パスワードが同じだと、スマホアプリのログイン時にトラブルが起こります。パスワードさえ異なるものに設定しておけば、日本AmazonのAudibleアカウントとアメリカのアカウントを使い分けることができます。

はじめてのAudible入会の場合は、30日無料トライアルもあります。

AudiblePlus使い方

せっかく無料トライアルするなら、クレジットをもらえるPremium Plusの方がおすすめ!

Audible Plus Catalog対象本を調べる方法

Goldプランの約半額で聴き放題が可能になるということで、さっそく対応コンテンツのラインナップを見てみました。

「11000冊以上の作品が聴き放題」と謳われていますが、実際は、クレジットがついてくるPremiumプランで選べる45万冊の、ほんの一部ということがわかります。しかも、ポッドキャストや短編などが多く含まれているので、感覚的には、選べる作品はとても少なく感じます。

Audible Plus Catalog対象本は、アメリカAmazonのこのページから確認できます。

おすすめ順で見ると、Audibleオリジナル作品ばかりが出てくるので、レビューの多い順に並べ替えてみます。

1位はヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』の原作、Man’s Search for Meaning。

 

2位は、映画『それでも夜は明ける』の原作、Twelve Years a Slave。

 

著作権の切れた古典作品が全体的に多いです。

ダウントンアビーのJoanne Froggattが読む『嵐が丘』とか、

Rachel McAdamsが読む『赤毛のアン』とか、

Behind the Scenes Interview with Actress Rachel McAdams, on narrating Anne of Green Gables | Audible

Audibleは著名人が読んでいるものも多いので楽しいですね。

久しぶりにアン・ハサウェイの『オズの魔法使い』をAudibleで聞き読みしています。映画の吹き替えを俳優が担当してしまったばかりにがっかりな...

対象本リストを見てみると、売れ筋の本はほとんどない印象ですが、こうした古典作品がわりと多いので、活字本もAmazonから無料ダウンロードして聴き読みするのもおすすめです。

活字本もオーディオブックもアメリカAmazonから入手すれば、WhisperSync for Voice(シンクロリーディング:カラオケ歌詞のように、今オーディオブックで聞いている活字部分をKindleアプリ上でハイライト表示してくれる)機能も使えます。

前々から気になっていた、KindleのWhisperSync for Voice機能をいろんな方法で試してみました。 WhisperS...

【追記】
Twitterで教えていただきました。
ダレン・シャンシリーズ全12巻が聴き放題対象になっています。

Audible Escape

ちなみに、Audibleの定額聴き放題サービスは今回が初めてではなく、昨年秋からはじまっていました。

Audible Escapeという、ロマンス小説限定の聴き放題プランです。

聴き放題で楽しめる作品のラインナップはこちらから。
ふだん見ている作品に比べるとレビューの数がケタ違いなので、このジャンルを楽しむ層の厚さを実感します。

30日は無料トライアル、その後は月額12.95ドルで楽しめます。

感想

Plus Catalogのラインナップや聴き放題プラン詳細を見ると、聴き放題プラン単体ではそこまで強い魅力は感じないので、常連ユーザーへの付加価値づけの意味合いが大きいのかなと感じました。

クレジット分だけでなく、もっと聴き読みしたい!というユーザーにとっては、嬉しい機能が加わり、得した!と感じることでしょう。

Audible、これまではほしいオーディオブックがあるときだけクレジットありのプランに加入して、数か月後にクレジットを使い切って退会、を繰り返すという使い方をしてきました。私の場合は英語力が足りないので聴くのに時間がかかり、クレジットを消化しきれないからなのですが、ネイティブにもきっとこんな使い方をしている人は多いはず。

聴き放題サービスを通常プランに追加することで、間欠的なユーザーを退会させずにつなぎとめるのに役立つのかな…。

ちなみに、余ったクレジットを消化するのに、おすすめのコスパよしアイテムはこちら。
シャーロックホームズ全集です。

なんと約72時間の超ボリューミー音声コンテンツ。
毎日1時間聞いても、聴き終わるまで3ヶ月近くかかります。

ナレーションは俳優でもあり、作家でもあり、多方面で活躍するStephen Fry。
私はハリー・ポッターのオーディオブックをこの方の朗読で愛聴しています。

定価93.81ドルのコンテンツを、1か月分のクレジット、約15ドルで入手できるので、クレジット消化に超おすすめです。

以上、アメリカAmazon/Audibleではじまった、新サービスについてのご紹介でした。

Audible Plus Catalogにアクセスするには、アプリを最新版にアップデートしておきましょう。

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