「浮世の画家」は、文章からどことなく川端康成の匂いがしてきます。訳のせいか、それとももともとの文章がそんな雰囲気をまとっているのか。英語力はないので原書を見てもきっと判らないんですが。主人公の秘めたる過去がすこしずつ輪郭を持ち始めています。どきどき。
ちなみに、去年1年間で読んだ本の中で、ベスト3に入るのが、この作者の「わたしを離さないで」です。
ブッカー賞作家カズオ・イシグロのこの最新長篇は、ある全寮制の施設に育つ若者たちの青春と残酷な運命を描いた作品です。英米でも発売されるや大きな話題となった本書ですが、日本でも2006年度の翻訳文学界でもっともメディアで紹介された小説になりました。全国紙すべてで書評された上、雑誌、テレビをあわせると100以上の媒体で取り上げられ、そのほとんどで絶賛を浴びました。年末には紀伊國屋書店の書店員さんが選ぶ〈キノベス〉の堂々の1位に輝き、現在もロングセラーを記録しています。(出版社紹介文より)
この作品はネタバレ超厳禁です。読んでみようと思われた方は、ユメユメGoogle検索などなさいませぬよう。以前からずっと追いかけている作家のひとりですが、どんどんシャープになっていくような気がします。ぜひ読んでみてください。おすすめです。
さて、閑話休題。
「中国語を話そう」のShrimpさんの1/30の日記に、「春から听写専科の自主トレの参加者を募集」とあるのを読んで、フライングかも?と思いながら、いそいそ参加意思表明のメールをお送りしました。
すぐに、自主トレで使用された教材と共に返答をいただきました。早速仕事のお昼休みに30秒そこらのニュース音声と格闘。30秒そこらなのに結構大変…私は日本語でも、これほど早口でしゃべれない気がします…
原稿をメール送信したら、丁寧にメモのついた「赤ペン先生」からのお返事がありました♪
参加可能かどうかは未定ですが、やはりひとりっきりで取り組む学習よりは、断然やる気の出具合が違います!興味のある方はぜひ、Shrimpさんに連絡を取ってみてくださいね!
またぜんぜん違う話ですが。
最近、三幸製菓の「黒糖みるく」にはまっています。
黒糖入りのさくさくのおせんべいの上に、白蜜と黒糖蜜がかかっています。
「雪の宿」の黒糖バージョン、というとわかっていただけるでしょうか。
ただ、「雪の宿」のほうはきもち塩味がありますが、「黒糖みるく」はほとんど塩味を感じず、ひたすらさくさく甘い♪
なんか最近食べ物の話が多すぎる…?寒いと体が求めるんですよね、甘いものを!(←苦しい言い訳)