週末は「LOVERS」地上波放映、月曜のスマスマと、「レッドクリフ」関連で金城武の姿を見かけることが多くなり、嬉しい限りです♪しかもタイミングよく、当当で頼んでいた「火星人×金城武」も到着。モノトーンの表紙のノートのおまけもついていて、子供にお絵かき帳にされないようにすぐしまいこみました。本の内容自体は写真も含めてどこかで見たようなものばかりで目新しくはないのですが、書籍として家にある、ということが妙に嬉しいです。大陸では写真集が発売されること自体が珍しいことのようですし。
そういうわけで、ただいま我が家は金城祭り。なぜか3歳児も何の脈絡もなく「かねしろたけし~♪」とつぶやいています。
さて、随分前からゲットしていた当の「赤壁」もまだ観ていないのですが、新しく届いたドラマを早速見ています。期待を裏切らず、なかなかおもしろいストーリーで、週末で一気に4話見てしまいました。
「天道」王志文・左小青主演、全24回のドラマです。
ドラマも原作の「遥遠的救世主」もまずまずの評判だったのと、リアルな中国のビジネス最前線が描かれていると言うことで、興味を持ちました。
第1話が始まってすぐに、ヒロインが死んでしまって、中国ドラマにありがちなアンハッピーエンドであることが早々にわかってしまいました…。話は数年前、全ての発端となったフランクフルトでのヒロインと友人の会話シーンに遡ります。
ストーリーは、ヒロインである警察官の小丹と、切れ者の投機屋、丁元英とのロマンス、それからしょっぱなで提示された事件へどうつながっていくのかというサスペンスがメインです。丁元英という男がクセのある嫌なやつで、いつも常軌を逸した持論を展開し、周囲の人間との軋轢が絶えません。ですがよくよく考えると、彼の主張は相手の神経を逆なでするものの、確かにある種の真理をついているのです。
たとえば、「親の面倒を見るのは子の義務」と言う自分の母親に、彼はこう言います。
—–妈,如果您养儿就是为了防老,那就别说母爱有多么伟大了,您养来养去还是为了自已。
(母さん、老後に備えるために僕たちを育ててくれたのだとしたら、母の愛は偉大だなどともう言えないね、結局子供を育てるのは自分自身のためってことだろう。)
—–养儿防老,那父母就是你天然的债权人,而且这种感情比山高比水深,你永远想的就是还债报恩,所以这种文化就是让每个人都直不起腰来,而老人越是觉得养儿防老,他就越容易觉得吃亏
(「子を育て老後に備える」という考え方からすれば、両親は自分にとって生まれもっての債権者ということになる。一生、その恩に報いなければ、借りを返さなければ、と思いながら生きれば誰も荷が重過ぎてまっすぐ立てなくなる。老後のために子を育てたと思えば思うほど、年寄りは自分が損をしたと感じるだろう)
確かにごもっとも。でもそれを自分の父親が危篤のときに、母親に言うかい、と周囲は皆思うわけです。
とにかくこの、王志文演じる元英のキャラが立っていて、この人が次に何をしでかすのかという期待だけで見続けられそうです。血も涙もない変わり者の元英役に、王志文がハマリにハマっています。
内容的には専門的な言葉も多い上(ドイツでの私募基金に始まり、小丹のオーディオ機器の購入などなど)、元英の哲学的な議論、ビジネスの場での慣用句・俗語・成語・歇後語満載の会話は、字幕を見てもかなり苦戦します。
第一話はおもしろくなりそうだったのでストーリーを見失わないためにいちいちポーズして意味をとっていましたが、面倒になったので細かい点でわからない部分は、後から原作で確認することにしました。ドラマと流れはだいたい同じなので、助かります。聞き流しでもアバウトには理解できるのですが、「口語習慣用語」に出てくる語彙がかなり出てくるので、これはきっと覚えれば役立つに違いない…と、ちょっと欲張ってみることにします。
コメント
お久しぶりにお邪魔します。
またまた新たなドラマのご紹介、ありがとうございます。
「天道」面白そうですね。王志文のドラマ…なんだか懐かしい(あ、年ばれちゃいます~)あの巻き舌(R化音)は健在ですか?
Marieさんの上記の引用で「新結婚時代」思い出しちゃいました。マズ原作から攻めるべきかしら?ドラマはヒヤリングも字幕も、私にはハードル高そう(汗)
「赤壁」も例の時代物の言葉が多く使われてて、私は日本語がないとやばい感じでした。トホホ。
金城くんやトニーは勿論ですが、新たに胡軍ファンがでるのではないか?というくらい彼が良い所で活躍ですよ。
そんなミーハーなことばかり言わず、私も地道に勉強せねば!!成語しりとり勉強になります。良い企画ですね。
>りんりんさん
こんにちは、いらっしゃいませ!
「天道」、おもしろいです。やや強引なストーリー運びですが、飽きずに見ています。
王志文のドラマ、懐かしいですよね。留学時代、先生が授業の教材にも使われてましたよ。今回はレロレロしてません。成都出身の設定で、訛った親戚との会話でも、かっちりした標準語を話すのが印象的な(嫌味な)役柄です(笑)
「赤壁」、胡軍が活躍してるんですね!私も彼は好きなので楽しみです!戦モノということで、なかなか手が出ず、おまけのインタビューとかばかりちらちら見てたんですが、昨日のスマスマ見て、かなり見てみたくなりました。私も歴史ものはリスニングに苦労します…知識不足ですわ。
成語しりとり、ぜひぜひ参加してくださいね!