Invisible Planets: 中国SFアンソロジーを読んでいます



ヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学大賞を同時受賞したSF作家、Ken Liu編集のChinese SFアンソロジーが発売されました。
Ken Liuがツイッターで推しまくっているので、応援の意味も込めて買ってしまいました。

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収録作品

わかりやすく、中国語名&タイトルでご紹介。

陈楸帆《鼠年》《丽江的鱼儿们》《沙嘴之花》
夏笳《百鬼夜行街》《童童的夏天》《龙马夜行》
马伯庸《寂静之城》
郝景芳《看不见的星球》《北京折叠》
糖匪《黄色故事》
程婧波 《萤火虫之墓》
刘慈欣《圆》《赡养上帝》

もともと中国語で書かれた作品を、Ken Liuが英訳したものです。

このほかに、刘慈欣・陈楸帆・夏笳のエッセイが収録されています。

ヒューゴー賞を受賞した郝景芳の《北京折叠》など、賞をとった作品もあれば、刘宇昆本人がお気に入りの作品も含まれるのだとか。
『折り畳み北京』はすごい発想だなと感心します。中国SFの今後が楽しみ。

最初から読まなくても、あっちからこっちからつまみ食いのように楽しめるのが、アンソロジーのよいところ。3つほど読み終えましたが、陈楸帆は面白かったので、原書で読んでみたくなりました。

急いで読み終えずに(中国語読書の方が押してきてるという理由もありますが)、のんびり楽しもうと思います。