読み終わりました、Before I Go to Sleep。
5日で読破しました。
Before I Go To Sleep: A Novel
posted with カエレバ
S. J. Watson HarperCollins e-books 2011-06-14
事故などで一定の時間が経過すると短期記憶が失われてしまうという記憶障害をテーマにした作品はいくつか思い浮かびます。(記憶できる時間が短い順に並べてみた)
この小説の主人公も、目覚めると事故より前の記憶が消えています。朝、隣に寝ている男が誰なのか理解することから一日を始めなければならないという、ヘビーなシチュエーションです。
コンタクトをとってきた医師に勧められ、彼女は日記をつけ始めるのですが、そのことにより、彼女が日常生活で接触するたった二人の人間、医師と夫、それぞれに不信感が生まれてきます。いったいどちらが、何のために嘘をついているのか。
久しぶりに晩御飯を作るのを忘れるほど、本にのめりこみました!
ちょっと前まで、児童書を読むのも苦労していたのに、5日でふつうの本を読破できるなんて感激です。もくもくと足元を見ながら山登りしていて、ふと振り返ったら眼下に美しい風景が広がっていたような驚きとすがすがしさです。