中華圏から日本への旅行者数もうなぎのぼりに増えている昨今、こういったテキストが出るのもうなずけます。
英語を使ってのコミュニケーションも可能ですが、日本人にも英語が出来ない人は多いし、中国の年配の人たちも英語力はかなり怪しい。同じ漢字文化圏、少し勉強すれば筆談であれば慣れない英語以上の意思疎通が図れそうです。
旅した異国で、知り合った人がアヤシイながらも日本語を使って接してくれると(物売りはちょっと困るけれど、それでも時には嬉しいこともある)、その国への親近感が倍増します。
日本の人はとても親切なのに、自らすすんで手助けを申し入れる押しの強さが欠けています。相手の言葉を勉強することで、その壁を越えて最初の一言をかけられる人が増えてくれば、お互いもっと楽しくなりそうだなあ、と思います。
中経出版から発行。
ビジネス系出版社から出る語学書は、とんでもなくいいものととんでもなくお粗末なものの差が激しいんだけど、この本は結構使える気がします。