時間がかかりましたが、読み終わりました。
夫が水難事故で死亡、大金持ちだと思っていたのに、残っていたのは遺産ではなく多額の負債。おまけに名前すらニセモノだった…、と、あちらの小説ではわりとよくあるシチュエーションから始まります。
途方にくれつつ、4歳の娘と共に故郷に帰ってきた主人公のShelbyは、友達の彼氏の友達とあっという間に恋に落ちる(これもベタな展開)。
ロマンス要素たっぷりのサスペンス、というよりは、サスペンス要素はほんとにおまけで、結末も最初から予測できていたので、謎解きが好きなひとには物足りないかもしれません。
ひと1人自分がらみで殺されてるのに、随分といちゃいちゃし続けるので、読んでるこっちはだんだんイライラしてきます。
というわけでさっさと読んじゃいましたが、まあまあ面白かったです。高校時代から意地悪され続けた相手をとうとうギャフンと言わせたところとか。主人公がいい子過ぎて、私のような天邪鬼は、彼女に肩入れできませんでしたが。
会話が多いので、使えそうな表現とか、「これはこう言うんだ!」というような発見があったり、ストーリーがまあまあな作品はそういう部分に目を向けられるのがメリットですね。
「あなた、◯◯のいとこ?」と聞かれて、”I am, on my daddy’s side. “て答えるとか。
彼の家に夕食に招待され、台所を覗いて”What are we having?”とか。
She heard Georgia in his voice. とか、いろいろためになりました。
登場人物が多くて、SheとかHeが誰を指してるのか混乱する以外は、読みやすい英語です。ストーリーも込み入っていないので、登場人物さえ把握すればわりとすいすい読めると思います。
んー、でもこの著者の作品はもういいかも。おなかいっぱいです。
次は何を読もうかな。
この前無料でDLしたイギリスのスパイものの児童書も面白そうだし、kindle版が値下げされてるWozの本も気になっています。↓これ。