読み終わりました。
長かったけど、面白かった!!
臨死体験がテーマの小説です。
人体に投与することで疑似的な臨死体験を誘発できる(架空の)薬剤ジテタミン。
臨死体験そっくりの幻覚を体験することで、ひとはなぜ死ぬ前に同じような(大切な人が迎えに来たり、トンネルの向こうに光が見えたり、といった)ビジョンを経験するのかを解明しようとする、認知心理学者のジョアンナと、神経内科医のリチャード。
もろもろの事情から、研究者であるジョアンナ自身が被験者になり、繰り返し疑似的な臨死体験をすることになるのですが、そのうちにジョアンナは重大な事実に気づきます。
人は死んだらどうなるのでしょう。どこかへ行くのでしょうか。
魅力的な登場人物たちのおかげで、エンディングまであっという間でした。
とても面白く、知的好奇心も刺激される物語でした。ジャンルとしてはSFですが、SFを好んで読まない人にも抵抗なく読める本だと思います。
原書はこちら。
英語の本はただいまこちらを読んでます。60%のあたりですが、サイコサスペンスというのか、もう読んでてジリジリします!