先日読んだ学習法本で紹介されていたAmerican Accent Trainingを買って、早速聞いてみました。
アメリカンアクセントトレーニングを使ってみた
テキストの内容がCDにほぼ全て収録されています。書籍とオーディオブックのセットですね。Ann Cookさんの語り口もとても耳に心地よく、英語自体も聞き取りやすく、聞いているのが苦になりません。
一気にCD2枚分を聞いてしまいましたが、すごくおもしろいです!!
強調する位置が、
It sounds like rain.
だと、「雨」という新しい情報を指すけれど、
It sounds like rain.(but I don’t think it is.)
だと、自分の意見を述べている、とか。
pretty easily
だと、「簡単!」と言ってるけど、
pretty easily
だと、「あんまり簡単じゃない」と言ってるとか。
…全然知りませんでした!!!!
他には、オンライン英会話の先生に習って「おおー!」と思ったことも載っていました。
does he は dazzi と発音
does she は dassi と発音するなどの
音の省略の公式のようなものが詳しく説明されています。
tの音の変化を練習する例文
Betty bought a bit of better butter.
を子供がすっかり気に入ってしまい、ずっと唱えています。
(このtの変化は、日本語話者であれば、「ら」の音を出せばOK、と書いてありました。「べりぼらびろべらばら」です。)
英語をナチュラルスピードで話すには、単に話すスピードを上げればいいのかと思っていたのですが、そうではなくて、省略できる音を省略して詰めて話せばいいのですね。
著者の発音標記を見れば、どう省略すればいいのか一目瞭然です。
This is for you. [th’s’z fr you]
などなど、まとまりなく挙げて行きましたが、とにかく勉強になります。
聞くだけでもおもしろいですが、たくさんあるトレーニングをきっちり回数多くこなしていけば、かなり進化できそうです。
人気を二分しているらしい、もうひとつのアクセント本も気になってきましたが、とりあえずこちらを先に終わらせます。
発音練習をニュースの音読でやっていましたが、このAmerican Accent Trainingでやってみるのもいいかなと思いました。効果が出たらまたご報告します。