骨伝導イヤフォン、完全ワイヤレスイヤフォンの価格が安くなってきたので、使いごこちを試そうと、それぞれ購入してみました。
骨伝導イヤホン
骨伝導イヤホンとは、耳の穴をふさがずに音楽が聴けるイヤホンです。
音の振動を頭蓋骨、頬骨、顎の骨などを通じて、直接聴覚神経に届ける仕組みです。
はじめて試したのは東急ハンズで売っていたこの製品でした。
店頭サンプルを装着して聞いてみると、本当に耳をふさがないのにちゃんと音がきれいに聞こえてびっくりしました。
中国製で1万円以上するお値段だったので、購入までは至らなかったのですが、最近かなり価格がこなれてきたので、国内外Amazonおよび海外オンライショップのレビューを参考に購入してみました。
今回購入したのはノーブランド製品ですが、デザインとパッケージを見ると、海外ショップではAlfawise J20という名前で販売されている商品のようです。似たようなデザインで異なる型番のものもいくつか見つかったため、OEM製品と思われます。
AmazonではAmazon’s Choice(やや信じがたい)に選ばれていますね。クーポンを適用すると3000円台で買えます。
装着感
重さは32g。
つけてみるとぴったりフィットして、頭を振り回してもずれません。このフィット感はとてもよいです。
耳に引っ掛ける部分と、耳の脇、頬骨の部分をはさみこむ部分に装着感がありますが、圧迫感はそこまでではありません。メガネの邪魔くささくらい?
耳にギュッとはめこむタイプも耳に圧迫感があるので、こちらの方がマシという人もいるかも。
SoundPEATS Q30を常用していますが、暑い時期は首の後ろでつながっているコードがベタベタ肌にくっつくんです。このタイプは首にコードが触れないのがいいなと思いました。
材質はシリコンとチタン合金ワイヤー。
ぐにゃぐにゃ曲がります。
操作
右側の先端にマルチファンクションボタン、右耳の後ろに電源ボタンなどがついているので、操作は右手ですることになります。
着信応答:マルチファンクションボタン一回押す
着信切る:マルチファンクションボタン一回押す
着信拒否:マルチファンクションボタン二回押す
音量調節+ :音量調節+のボタンを一回押す
音量調節- :音量調節-のボタンを一回押す
音楽の再生/停止:音楽再生中マルチファンクションボタン一回押す
前の曲:マルチファンクションボタン三回押す
次の曲:マルチファンクションボタン二回押す
Siri呼出:マルチファンクションボタンを3秒ほど長く押す
覚えるのめんどくさいというかたは、Mi Band 4などのスマートウォッチを買うとすべて手首で解決できます。
音漏れほか
すべての音を骨経由で伝えるわけではないので、音漏れがあります。
静かで音漏れが気になる場所での使用は難しそうです。(これはハンズで試聴したAfterShokzでも同様でした)
骨伝導の出力部分が細かく震えるため、この振動が気になる人もいるかもしれません。私は三半規管がかなり弱くて、BOSEのノイキャンイヤホンもいまいち使えないのですが、この骨伝導タイプもちょっと体調に影響しそうです。
耳の横をはさみこむので、そこにストレスがかかります。運動しているとあまり気になりませんが、デスクワークでずっと聞いたあとは、こめかみに疲れがたまっているのを感じます。
連携する端末との関連性もあるかもしれませんが、音量を最小にしても音が結構大きめです。
運動や自転車に
装着したときのフィット感はとてもいいです。重さも気にならないので、ウォーキングや自転車に乗っているときなど、戸外で耳をふさがずに音楽を聴きたいときにはぴったりだなと感じました。
自然に外れることはほとんどないと思いますが、万一何かに引っかかって耳から外れたときも、(首などに引っかかって)地面に直下しそうにないデザインなのもよいです。
耳をふさがず端末からの音以外の音が聞こえるので、同じ部屋でイヤホンを使っている人に話しかけても聞いてもらえず「ちょっと!(怒)」ともめ事が発生する頻度も減るのもよいかもしれません。
これはアレですね、外での活動が多い子供に持っていかれそうな予感です。
3~4000円なら買ってもいいかなと思える商品でした。
完全ワイヤレスイヤホン
さて、お次は完全ワイヤレスイヤホンです。
完全ワイヤレスというと、実は3年くらい前にSoundPEATSのものを試しに買ったのですが、重いし邪魔っけで結局使わなかったのです。
で、今回買ったのはQCY T1です。
実はこれもOEM製品で、SoundPEATSから同じものが違う品番(TrueFree)で販売されてます。アマゾンでは今はSoundPEATSの方が安く売られてますね。摩訶不思議な中華イヤホン世界。
片耳4.7g。
片耳だけでの使用も可能です。
ペアリングも超簡単でした。
右側イヤホンのペアリング設定完了後、左側イヤホンをケースから取り出すとペアリングが完了。
充電ケースを充電しておけば、ケースに収納することで5回満充電可能(稼働時間20時間)。
電源オンのまま耳から外してケースに入れれば、端末との接続が自動で切れるのも便利です。
映画を観ても音の遅延は感じません。
装着したままストレッチや筋トレをすると、手が当たったときにズレたりするので、気になる人は首の後ろにコードがある方がいいのかな。首の後ろにコードがあると、汗でくっついたり、歩くときの身体の動く音に合わせてゴソゴソ音がしますが、完全ワイヤレスはそうした小さなストレスから解放されるのがいいですね。
しばらく使ってみようと思います。