高血圧が心配なお年頃の家族のために、血圧計を買いました。
スマート体組成計の便利さを知ってしまったので、血圧計もスマホアプリで無線連携できるタイプを探しました。
ふつうの血圧計の3倍くらいしますが…、せっかく買った血圧計を使わないまま居間の置物にしていた自分の父のことを思い出すと、できるだけハードルは低くしておきたい。使いやすさは正義。
購入候補
上記の理由から、高いけどスマホ連携タイプ一択。
メーカーは、メインで使うひとが「安心と信頼のオムロン」イチ押しなので、オムロンに決定。
血圧計には、手首をすぽっとはめこむ「アームイン式」、二の腕に巻き付ける「上腕式」、手首で測る「手首式」があります。
アームイン式は、大きすぎるので却下。
いちばんお手軽なのが手首式ですが、かかりつけ医が上腕式を勧めるので、上腕式にしぼりこみます。
「上腕式」にもいろいろ種類があって、最新型は本体とカフが一体化したチューブレスタイプ。
かさばらないし、セットするまでの時間も最短ですむし、これかな、と思ったのですが。
お店で実際にセットしてみて、オーソドックスなチューブのあるタイプの方が、扱いやすかった。
それから、チューブレスタイプがまだ出始めなので、これからもっといいものが出るかも、という期待で、こちらは今回は見送りました。面倒くさがりの方は、こっちのがいいと思います。
腕帯と本体が別になっているタイプの製品は、腕帯側にトラブルがあったとき、交換できるのも利点です。
オムロン公式サイトでは、「腕帯は消耗品なので1年に1回買い替えを」とか書いてありますが、カフ一体型だと、交換したい場合は修理対応になっちゃうみたいです。
結局、メンテナンス面も安心で、みためがいちばんかっこいい、こちらに決めました。
黒に見えるけど、紺色です。
7281Tと7282Tがありますが、流通経路の違いだけで内容は同じみたいです。
上のチューブレスのHEM-7600Tと迷ったとき、カフ一体かそうでないか以外の大きな違いは、HEM-7281Tは2人分のデータを扱ってくれますが、HEM-7600Tは1人のデータしか記憶してくれない、というところがあります。複数人で使う場合はデータ蓄積の人数も要チェックです。
使ってみた
こんな感じです。
サイズは幅115×高さ86×奥行き145mm。
ACアダプターもついているし、単三乾電池4本でも使用できます。
ACアダプターの差込口は後ろにあります。
血圧計っぽくないいでたちがいい感じです。
青いところにチューブを挿します。チューブ側も青いので、わかりやすい。
血圧計というと、病院で使うのと、後は父親が使っている古いのしか見たことがなかったのですが、この製品のカフ(腕に巻き付ける帯)がものすごく巻きつけやすくてびっくりしました。自分で巻かなくてもスポッとはまってくれます。片手で簡単。
スマホと連携
次に、スマホアプリをインストールして、自動でデータ保存できるように設定していきます。
専用アプリ、OMRON connect。
iPhoneでもAndroidでも使えます。
機種を選んで、
Bluetoothをオンにし、連携します。
さっそく測ってみました。
血圧測定と一緒に、日々のメモも残せる機能もあります。
PDFですが、データをエクスポートすることも可能です。
週・月・年単位でグラフ表示。
病院ではスマホアプリのデータを見せるだけ。らくちんです。
ふたりぶんのデータを保存
ふたりぶんのデータを蓄積できます。
測定時に誰のデータか指定しないといけないので、注意が必要です。
個々のデータの削除はできないようなので、混ざらないように。
ユーザーの切り替えは、本体側面の物理スイッチで行います。
データを保存せずに測定する場合は、「測定」スイッチを3秒以上長押しして起動させます。
なんでもいじりたがる子供たちに、くれぐれも間違えないようと、この測定方法をしっかり言い聞かせました。
腕に巻き付けるカフの扱いやすさに大満足です。
使ってみての感想
まず、みためがおしゃれです。
白×グレーの血圧計にありがちな病院っぽさがなくてとてもよい。
写真には写っていませんが、お弁当バッグのような黒のケースもついています。
とにかく測りさえすれば、自動でデータが蓄積されていくのもいい。
本体とスマホアプリのデータ同期がいまいち不安定で、何度試してもなかなかうまくいかないこともあります。
そのたびに同期しなくても、同期したタイミングでデータがスマホ側にまとめてとんでくるので、そのあたりはあまり心配しなくてもいいみたい。
精度については、ネットのユーザーレビューを見てもいろんな意見がありますが、とりあえず同じ機器で同じ時間、同じ場所でデータを取り続けることに意味があるのかなと思います。
料理も少しずつ気をつけていかねば。
そのまえに味見をせずにお醤油ジャーするのをやめてもらわないといけませんが。