オンライン英会話を試してみて、気づいたことをメモします。
おカネを払っているのに全然自分は話せない、というフラストレーションから解放されるために、準備のしかた、効果的な受け方、身に付く復習の方法などを試行錯誤しています。
すこしでも効果的にレッスンを受けるために、いろいろ工夫していきたいです。
自分の発話機会が少ないことを講師のせいにしない
はじめたばかりの頃、毎回「終わってみれば自分が話すより相手が話すほうが多かった、こんなんじゃ独学の音読練習のほうが時間当たりの発話量は多い」などとフラストレーションを抱えていました。
上手にこちらの話を引き出したり、「言ってみて」と指示を出す先生もいますが、こちらがウンウンとうなずけばこだわらずに次に行ってしまう先生もいます。
最初は先生の指導法の方が改善されるべき、と思っていましたが、よく考えれば自分でそういう方向に持っていけばいいのでした。
・Let me ~ をたくさん使えばいい
・Let me repeat that.
・Let me say it again./ Let me try that again.
「~してくれない/させてくれない」と思うなら、してほしい/させてほしいことをはっきり相手に言わなきゃだめですね。
授業前に先生がスカイプのテキストチャットで「今日は何をする?」という定型文を送ってきてくれるのですが、私もそれに答えて「今日はこういうふうにしたい、このトレーニングに重点をおきたい、私がもしこうしたらこうしてほしい」などというように細かい要望をあらかじめ送るようにしました。
口頭ではうまく言えなくても、文章なら何とか書けるので。
事前にテーマを準備しすぎると暗誦したものを披露するだけになる
あくまで私の場合です。
準備した英作文を添削してもらうのも面白いと思ったのですが、フンフンとうなずくばかりでなかなか自分の言葉が出てきません。録音を聞いたら先生の声しか聞こえません。音読は流暢にできても、その後の授業内容はボロボロです。音読を誉められても、自分の満足度は低く、もやもやがたくさん残ります。
もっと復習に時間を割けば、そのもやもやも解消されるのでしょうが、今のところその時間の確保がなかなか難しい。
フリートークは講師の方が多く話すことになる
実践という意味では、フリートークが一番いいのでしょうが、相当レベルが高い人あるいは話すことに慣れた人でないと、難しいなと思いました。
講師に質問→よどみない回答(まあ聞き取れる、聞き取れない部分について質問したいけれどそれをうまく質問することすらできない)→講師からの質問→「あーうー……」
録音して自分が言いたかったけど言えなかった要望フレーズを言えるようにする
(参考サイト↓)
オンライン英会話頻出表現 http://ms-kwsk.blogspot.jp/2012/01/blog-post.html
徐々に慣れてくると、レッスンによく使う言い回しなども覚えてきて、楽になってきます。
前日うまく聞けなかった質問を次の日にきちんと尋ねることができたときはうれしいです。
週一とかではなく、毎日続けるからこその利点に「忘れないうちにリトライできる」ことがありますね。
講師についてのメモを残す
授業が終わるたびに、その日の先生の感想を自分宛にメールで送っています。
- 発音
- スピード
- テキストチャット利用率
- こちらの要望を理解してくれる機転のよさ
- 授業のスピード感
- テンション(あまり大げさにほめられると困る)
毎日違う先生のレッスンを受けていると、覚えているつもりでも前の授業でどうだったか、細かい部分を忘れてしまっています。
これまで受けた先生は、どなたも熱意があり、私からすると皆さん平均点以上だと感じました。
発音に癖があって聞き取りにくかったり、授業についてのこちらの希望が伝わらなかったりしたことはありますが、それも相性次第で、人によっては感じ方が変わってくるかと思います。
家から近い英会話教室のお試しレッスンをいくつか受けたことがあるのですが、通学教室だと先生をとっかえひっかえするわけにはいきませんが、オンラインならそれができます。
いろんな人の話し方や考え方の違いに慣れるには、担当講師を自由に変更できるというのは実はものすごいメリットではないかと思います。
お気に入りの先生は見つけたけれど…
2週間ばかり続けていると、気が合いそうな先生が複数見つかります。その先生に絞り込んで毎日同じ先生と話したい、という気持ちも芽生えるのですが、とりあえず1ヶ月は毎回違う先生のレッスンを受けてみたいと思っています。
お気に入りの先生がやめちゃうときのショックを小さくするための防御策です…
レッスンの感想などをブログやツイッターでチェックしてみると、「明るい先生、よく誉めてくれる先生だから好き」という方がわりと多くいらっしゃいますが、私の場合は、淡々として大げさに誉めるのを恥ずかしく思っているような先生の方が気が合うようです。表情を変えずに「Wrong!」とビシッという先生の方がいいと感じるのは、私の持つM体質のせいでしょうか…。
自分がレッスンに何を求めているかをはっきりさせる
私の場合、早々にフリートークはあきらめました。
発音レッスンもやっていたのですが、誉めてくれるばかりで誰も直してくれません。たぶん、意識して単語ひとつを読めばそれなりにできるので、チェックが入らないのでしょう。こちらのカメラもオンにしていないので、指導がしにくいのもあると思われます。実際のフリートークではぐだぐだですが、発音を一つ一つ直してたらきりがないだろうし…
そこで、自分がこのレッスンを受けることでどうなりたいかを考えてみました。もちろん流暢に会話できるようになるのが長期的な目標ですが、そこにいたるための段階的な目標です。
簡単な質問でも瞬時に反応できないのが目下の一番の問題点。本来オンラインレッスンを受けるなら、瞬間英作文の1冊や2冊を完璧に仕上げてしまっているべきなのでしょう。それを始めた今になって言っても仕方ないので…
瞬間英作文でオンラインレッスン
いっそのこと授業で瞬間英作文のトレーニングをしてもらえばいいじゃないか!
ということで、今はこれをメインにしています。
「会話の瞬発力をつける目的でこんな感じのレッスンをしたいんだけど…」と英語で説明したものを事前にテキストチャットで渡します。
瞬間英作文のテキストを参考にしたりして、1レッスン25分に使うための教材はすぐに自作が可能です。
- 文型を10個くらい用意しておく(それぞれ文法的に関連のあるもの・欲張らない)
- テキストチャットまたはドキュメントを用意して授業前に送る
- その文型を使ってもらって語句を入れ替えたり時制を変えたりしながら質問をしてもらう
(ツイッターの勉強仲間もちょうど同じようなトレーニングをされています)
オンライン英会話でカランメソッド
「瞬発力 英会話」などというキーワードで検索していたら、「カランメソッド」というティーチングメソッドがあることも知りました。
簡単に言うと「先生が速いスピードで2回質問をし、生徒が答える、間違っていたら先生が訂正、生徒が答える」ひたすらそれだけの授業です。先生にあらかじめ授業の方針を伝えるときに、この「カランメソッド」の授業方法について知っているかどうかも尋ねていますが、各種フィリピン英会話サービスにもカランメソッドに対応しているところがあり、それで知っている先生もいるようです。
あらかじめテキストチャットで説明しておけば、ほとんどの先生が私が希望する「瞬間英作文」レッスンについての趣旨を理解してくださっています。二回質問してもらう、すばやく質問・回答を繰り返す、など、カランメソッドの要素も取り入れています。
この方法だと、自分が発話する回数が断然多くなるので、私としては授業の満足度も以前より上がりました。録音を聞いて復習するにも、自分がたくさん話しているので、復習しがいがあります。
先生にあらかじめ速いスピードで話してくださいとお願いしているため、意識して速く話してくれるので、耳の訓練にもなります。
しばらくこの方法でやってみて、だんだん口と頭の英語回路がつながってきたら、ニュースを使ったりテーマを決めての授業にトライしてみたいと思います。
無料で試せるオンライン英会話サービス一覧
どのサービスも初回または2回の無料体験を実施しています。
講師の質だけでなく、予約システムや講師からのフィードバックなど、各サービスによって特徴があるので、しっかり試してどこにするか決めるといいと思います。
◆レアジョブ英会話
・週末も平日も早朝6時~深夜1時までのレッスン
・毎日25分で1ヶ月5,800円(税抜)~
・無料レッスンは2回。3回に増えるキャンペーンも時々開催。
◆カランメソッドをオンライン英会話で
・イギリスで生まれたカランメソッドを利用して学べるサービス。
・無料体験あり。
◆オンライン英会話【hanaso】
・独自の発音教材・復習システムなどオリジナルメソッドで学習を支援。
・無料体験2回。
◆ジオスオンライン
・英会話のジオスによるオンラインレッスンサービス。
・カランメソッド利用可能。
・「上達保障」キャッシュバック制度あり。
・カウンセリングなどサポート体制あり。
・無料体験あり。
◆オンライン英会話ベストティーチャー(Best Teacher)
・4技能対応でライティングとスピーキングを鍛える
・WritingレッスンとSkypeレッスンの無料体験
◆オンライン英会話ネイティブキャンプ
・予約不要で回数無制限、24時間受講可能
・専用アプリでスマホからレッスン受講可能
・7日間無料トライアル
(2012年9月公開・2017年5月編集の上再掲)