文章がうまくなくてもブログは続くし人は集まる



タイトルの通りです。

しょっぱなから自分のブログについてではなくて恐縮ですが、以前仕事で「人にブログを書かせる」担当をしていました。
そのときに、ブログというのは必ずしも美文である必要はなく、必要な人に必要な情報が届けばいいのだ、ということを実感しました。

業種をそのまま書くことは躊躇われるので、この部分はフィクションにします。造園業なんかが当てはめやすいかな。

お客さんのところに行って植木をきれいに剪定したり、お庭を作ったりメンテナンスしたり。
担当者はお客さんに自社サイトへの掲載許可を取り、ビフォーアフターの写真を撮ってブログにアップしなければなりません。自社サイトのコンテンツのひとつに、現場の様子を紹介するブログがあり、複数の担当者が順に更新していくことになっています。

ブログサービスを使い、記事を編集するのも慣れるまでは大変ですし、人に見せる文章を書くことに苦労する方も少なくありません。現場から帰ってきて疲れているところに、あまり使いこなしていないPCに向かってブログを書くのはとてもしんどそうです。

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ブログを書くためのテンプレート

WEB担当だった私は、少しでも彼らの負担を軽くするために、文章を書くためのテンプレートを作りました。

◎お客さんのメインの要望
◎作業前に要改善と判定したところ
◎難しかったところ
◎それを解決するために工夫したこと
◎作業前と比較して良くなったところ
◎お客さんが一番満足したところ

最初は何を書けばいいのかわからず、毎回キレかけていた担当者も、このテンプレートにのっとって書くと、ぶっきらぼうながらわかりやすいブログ記事を書くことができるようになりました。

若い子はすぐに慣れて、ブログ訪問者にもっと読みたいと思わせるような面白い文章を自分の言葉で書くようになりました。それまでは絵文字がたくさんで賑やかなのはいいけれど、何が言いたいのかよくわからないような記事を書いていたのに…。
多分、書いている本人が、何のために・誰のために書いているのかわかっていなかったからなのでしょう。

彼らの書くブログの目的は、自社サイトを訪れるひとが、実際の施工がどのように行われるかを具体的に知り、不安をできるだけなくして注文に結びつく助けになるためのものです。

自分がお客さんになったつもりでブログを見たときに、「よそでなくここに頼みたい」と思ってもらうにはどうしたらいいか。

上記テンプレートに沿って書けば自分の強みを伝えることができると実感した担当者は、ブログで自分の仕事に対する情熱をせいいっぱい表現します。

結局のところ、読み手に響くのは、書き手がその対象にどれだけの熱意を注いでいるか、というところじゃないのかな、と思いました。

【ブログのコツその1】
自分が情熱をもって取り組んでいることを、その情報を必要としている人に向けて書く。
わかりやすい文章であることは必要だけれど、美文でなくてもウケることを書けなくても大丈夫。

次は「誰に向けて書くか」というテーマで書いてみるつもりです。

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