単語の覚え方メモ。



ここ数年、どうやって新しい語句を覚えてきたか。
少なくとも、中学の夏休みに英語の不規則動詞の変化を覚えた時とは違います。あんな風に、乾いたスポンジが水を吸い込むようにいろんなことを記憶できる時代は過ぎ去りました。

うまくまとまらなかったので、覚え書きです。いつもに増して読みづらいかもしれませんがご容赦ください。

◎いい・悪い

知らない語句が文章の中に出てきたら、まず、「いい・悪い」の分類をします。
reprove 悪い
repair いい
reply いい

「普通」と分類したいものもたくさんあるし、いい意味と悪い意味の両方があるものもありますが、いちばん外側の大分類は「いい・悪い」のふたつです。
例に出したrep- から始まる語群は語感が似てるのに「いい・悪い」が両極端なので覚えづらいです。

覚えづらい語は、せめて「いい・悪い」オーラだけでも感じ取れるように、睨みつけて脳みそに刻みます。

◎エヴィングハウスの忘却曲線

前の日の晩に覚えたことを次の日の朝に復習、さらにその2日後、1週間後…

そうこうするあいだにどんどん復習すべき語の数がたまっていって、うわああああああってなるんですが、完璧主義を捨ててテキトーにやっていると、長い目でみるとチリツモで結構覚えられたりしています。

これは復習機能を持ってるアプリでやるのが便利です。

◎Kindle端末の単語帳機能

これは本当に語彙を増やすのに便利です。

Kindleで本を読むとき、知らない単語が現れたらそれをタップして辞書を引きます。その、辞書を引いた語句が自動的に格納され、単語帳として使えるのです。フラッシュカードでテストできます。カードでは「語句+辞書+本の中の用例」をセットで見ることができます。

現行のKindle PWのWi-Fi+3Gバージョンがただいま3000円オフ。

6月30日に発売される新しいPWは、現行のVoyageと同じ解像度にアップ。

◎語源

語源系の語彙本をいろいろつまみ食いしてきたものの、あまりこなせていないし覚えていないような気がしていたのですが、案外役に立っているような気がしています。

ped-はラテン語由来で足の意味だから、pedal, pedestrian…
ラテン語でcentumは100の意味だから、century, percent…
そこから導き出せるcentipedeの意味は…
半分くらいしかやっていないInstant Word Powerですが、こういうのは妙に覚えていて、新しい語句を覚えるときに「とっかかり」になってくれ、記憶に残りやすいのです。

それ以来Kindleで本を読むときには、辞書を引くついでに「All Search」でKindle内の全書籍検索をして、語源本にその単語が紹介されていないか確認します。

語源を利用してのボキャビルは私に合っていたようで、特に最近は語源が何かをせっせと調べて楽しんでいます。

覚えようと思って覚えられないと苦しいですけど、まあ、ひっかかりができればラッキー、くらいの軽い気持ちで長く続けるのが一番かもしれません。

◎日本語の文章から英語を連想

今、英検1級の文単をちらちら見ているのですが、知識がないジャンルだと全然読めないし単語を覚えられません。
仕方ないので、文単の日本語訳の文章と英単語リストを並べ、日本語を読みながら「この日本語に対応する英語はなんだっけー」と、英語のリストに目を移し、対応する英単語を探す方法にトライしています。
繰り返していると、最初は「lで始まってcで終わる」くらいしか思い出せないのが、だんだん目鼻がついてきます。
英検の勉強は、日頃あまり読まないジャンルの文章に接するいい機会になって、とてもよいです。

◎いったん離す

何かを覚える作業の時に気をつけていることです。
何度も書いて覚えたりといったことはあまりしないのですが、覚えにくい語を手帳に書き写したりするときは、いったん教材から目を離し、頭の中に移動させたものを写し取る気持ちで紙に書きます。

シャドーイングよりもリピーティング(リプロダクション)が効果があると感じる理由もそこにあります。
シャドーイングは、紙に書き写す作業に例えると、教材から目を離さずにノートに書き写しているイメージがありますが、リプロダクションはいったん教材から離れて、自分の脳の回路を使ってアウトプットするイメージです。

もともとシャドーイングの目的は、ネイティヴのリズムや音の高低を身体にしみこませる作業なので、リプロダクションが完璧にできるようになって以降のトレーニングで効果が出てくるもののような気がします。

キクタンなど語彙本で覚えるときも、例文の音声をリピーティングして、例文のイメージと語彙とがつながるようにしています。

この前、子供が社会のテスト勉強をしているとき、教科書の内容をノートにただきれいにカラフルに、右から左に書き写していたので、この「いったん離す」メソッドを教えて、試してみてもらったら、見事100点を取って帰ってきました。本人も喜んでいましたが、私もめったに見れない彼女の100点を見られて嬉しかったです。

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