目からウロコテキスト【韓国語発音ガイド】



前回のラジオ講座「まいにちハングル」は、声に出して学習しやすい構成になっているので、結構音読ができています。気になるところには印をつけて、何度も読んだのですが、ふたつほどとても気になることがありました。人に尋ねるのもためらうくらい、単純な疑問です。
それは、まずひとつめが、
語尾のは本当にの音で発音されているのか?
というものです。
どうも、語尾に限っては、本来のの音よりも、唇の丸め方が甘く(ゆるく)なっているような気がしてしかたないのです。直前の母音に干渉されているような気もしました。
でも、手持ちのテキストをめくってもそんな記述はないし、東外大モジュールの説明の中にも見つからず、私の考えすぎだろうか、と、答えを保留していました。
ですが、先日購入したこの本の中に答えがあったのです!!
韓国語発音ガイド―理論と実践
韓国語発音ガイド―理論と実践
秋 美鎬,山下 佳江,William O’Grady
「母音の特殊な変化」として、p76に説明がありました。私の感じたとおりだったので、とても嬉しく、すっきりとしました。
もちろんこれだけではなく、「wの合成母音が語中では甘くなる」「語尾の波で感情表現」など、これまで漠然と感じていたことがものすごく丁寧にひとつひとつ説明されていて、疑問が解消されました。
英語にも同じような現象があると思うのですが、強調したい部分以外の発音は甘くなる(簡素化される?)という現象が韓国語でも起こるんですね。
それからもうひとつ、韓国語では「いつか来る」「いつ来るの?」「いつか来るの?」という3つの文は、表記では全く同じになるのです。これはイントネーションによって違いを判別しなければならないのですが、確か前回のラジオ講座にも同様の問題が出てきて、「聞き比べてくださいね♪」と木内先生に言われ聞き比べたものの、全くわからず困っていたのです。この問題についても、じっくり説明があって、助かりました。実践はなかなか難しそうですが…
よく、韓国語のテキストには、発音やパッチムの音変化などについて「あまりこだわらず徐々に覚えていけば」と書いてあります。確かにそれも一つの方法だとは思うのですが、「発音ガイド」に説明されていることを自分で気づける人もいるでしょうが、気づかないままの人もいるでしょう。知らないまま学習を続けていけば、必ずリスニング面で大きな壁にぶつかるだろうなと感じました。やはり発音をきちんと学ぶ時期は、早ければ早いほどいいという気がします。
他にも、韓国語らしい語尾の波の説明もとても詳細に書かれていて、どのページを読んでも新しい発見があり嬉しくなります。説明と練習問題が完全分離していること、巻末付録の充実、など、構成もよく考えられているなあ、と感心します。誤植が目立つのが残念ですが、きっと増刷される際には訂正されることでしょう。
数日間、ほかのことは全部棚上げして、パート1の隅から隅までじっくり読み、ただいまパート2の練習問題に取り掛かっています。(同時に、テキスト中の説明にならって、ラジオ講座のテキストにピッチの高低を書き込んでいます。なるほど!と納得です)練習問題といっても、反復練習のしやすい構成になっているのでとても使いやすいです。
音声教材は「DVD」とありますが、MP3形式の音声データがDVDに収録されています。容量的にはデータCDでもよさそうなのですが、きっと「CD」と名がつくことで生じる誤解を回避するためにDVDにしたのかなと推測しています。
3000円近くするのですが、コストパフォーマンスはかなりいいと思います。他の利用者の方の声も聞きたくて検索してみましたが、まだあまりブログなどでは取り上げられていないようです。値段は高めですが、お薦めの1冊です。特に初級を終えた私と同じような方、この本を読んだ後は聞こえ方が違ってくると思いますよ!

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コメント

  1. rororo より:

    また魅力的な教材のご紹介ですね。
    それにしても年明け以来のMarieさまは年末にも増して韓国語猛スパートですけど、なにかきっかけがありましたか?

  2. Marie より:

    >rororoさん
    いえいえ、年明けからはそれほど勉強してません…この本読んでるだけですね~、ラジオ講座も前期ほど真面目に取り組んでないですし。
    きっかけというのはないんですが、以前からチャレンジしたいと思っていることがあって、それに向けて一歩を踏み出す前に、同じところをぐるぐる回っている韓国語をなんとかしなければ!と思っているところなんです。