「別了、温哥華(さよならバンクーバー)」見終わりました



「別了、温哥華(さよならバンクーバー)」、見終わりました。

ちょっと強引な展開はあったにせよ(まあこれは中国ドラマ全体にいえることだが)、納得のいくエンディング(しかもバッドエンディングではない:これくらいはネタバレOKでしょうか?)で、よかったよかった。

ただ、ネットでぼんやり検索していたら、エンディングをネタバレしている記事に遭遇!「あっ!」と思ったときにはもう遅く、「主要人物の××が最後に死ぬ」とあり、呆然。かなりブルーな気分でいつ死ぬんだいつ死ぬんだ、と見ていましたが、結局最後まで死なず(これくらいはネタバレOKでしょうか?)。かなり脱力してしまいました。一体あのブログ記事はなんだったんだろう…見間違い?

ところで楊夕の恋人役、大洪を演じる姜武は、あの姜文の弟なんですね。他の作品で見かけたことはあったのですが、今回「似てるな~」と思い検索したらそういう記述が見つかりました。兄弟の名前が文と武。バランス取れている上に、なんだかキャラクターも名前にあっているような。
登場人物たちは、タイトルどおり、それぞれの理由でバンクーバーに「別了!」するわけですが、個人的には、「えー、バンクーバーに残った方がいいんじゃない~?それほどまで彼の地での成功にこだわっといてどうしてあっさり引き揚げられるの?」と、もやもやした気持ちが残りました。ふるさと一番、てことでしょうか。

週末にもう一本鑑賞。

見よう見ようと思いながらなかなか見られずにいた「落葉帰根」、やっと見ました。
日本で紹介された作品も比較的多い張楊(チャン・ヤン)監督、「至福のとき」の趙本山、とあって、なんとなくテイストは予想していましたが、まったく裏切らず予想通りでございました。貧しい人たち。持たざるもの同士がお互いを助けあう隣人愛。容赦なく根こそぎかっさらっていく、見た目は同じの非情な人たち。

主人公が行く道で出会う人々役で登場するのが、夏雨をはじめ、これまたよく見かける役者さんたち。そういう意味でも楽しめました。
ただ、いわゆる「トレンディドラマ」を見た直後にこういう映画を見ると、中国の想像を絶する貧富の差をまざまざと見せつけられ、ううん…と唸ってしまいました。

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