わたしのマトカ 私の好きな「たび本」ベスト3に「はいり」ます



(←装丁もすてき。)

記事のタイトル、つまらないだじゃれでごめんなさい。

映画「かもめ食堂」のロケで訪れたフィンランドの旅エッセイ。

冒頭数ページで、読む人の心をぐっとつかんで離さない、この文章の力はいったいどこから来るんだろう。ページを繰るたびに涙ぐんだり吹き出したり、ページを途中で閉じると自分が今どこにいて何をしているのか一瞬わからないくらい、没頭して読みました。

北欧は、中国留学時代に知り合った友人が何人かいるので、ノルウェー・デンマーク・スウェーデンは訪れたことがあるのだけれど、フィンランドは未踏の地。でもアキ・カウリスマキ監督の作品(一番は「過去のない男」!)が好きなので、知らない国のような気がしません。この本を読んでさらに、近しい気持ちが増してしまいました。ああ、また訪れたい国が増えてしまった…

週末は花火大会。久しぶりに気持ちよく飲んだくれました。

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コメント

  1. 八妹 より:

    私も読みました!
    対象との距離感が絶妙で、すごく読んでいて心地よかった一冊です。『グアテマラの弟』という新刊も出たので、ぜひ読んでみようと思っています。
    あ、カウリスマキの新作も観に行かないと!上映館では記録的な観客動員数とか。

  2. Marie より:

    >八妹さん
    「グアテマラの弟」、すぐにアマゾンで注文しました!もうじき届くはず。「マトカ」の中でも弟さんの話が出ていて、新刊がこれ、と聞くと、もっと読みたい!と思ったのは、きっと私だけじゃなかったんでしょうね。
    カウリスマキの新作!映画館で観ることが出来るのは、首都圏ならではの贅沢かも。オフィシャルサイトにはわが街の記載はありませんでした(涙)