映画「文雀(スリ)」ジョニー・トー監督



香港映画「文雀」見ました。
黒社会モノだと勝手に思い込んでいましたが、全然違いました。

4人のスリ(文雀はスリの隠語だとか)と1人の女。ネタバレするとつまらないので、ストーリー以外での感想を少し。

この映画から私は、アキ・カウリスマキの作品を連想しました。鮮やかな色彩、過剰なほどの音楽、ちっとも笑わない登場人物、それなのにくすくす笑ってしまう場面が満載。くすくす笑いと深刻なシーンが同じ重さで存在している。最後の傅先生の車中のシーンが最高だったなあ。

かなり好きな映画です。一度見ただけでは細部(手口)が全然理解できてないので、何度も見て楽しもうと思います。
今月の東京フィルメックスで上映されるんですね。

ジョニー・トー監督ってあまり知りませんでしたが、結構見てる作品がありました。何より、あろうことか武ちゃんの「向左走、向右走(ターンレフト・ターンライト)」を見ていないことに気づいたので、近いうちに必ず見ます!!!

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コメント

  1. はるさめ3428 より:

    「向左走向右走」大好きです!
    ツタヤで何度もレンタルしてしまいました。5回は見ています。
    ストーリーはこんなできすぎた話あるわけないやん!という印象ですが、ファンタジーと割り切って鑑賞するとかなりはまります。私ははまりました。
    挿入歌として使われている孫燕姿の歌がすごく場面に合っていて、いつもそのシーンを見返してしまいます。

  2. kumaneko より:

    「文雀」、うらやましい~。フィルメックスで上映されてる(された?)んですよね。東京はとおい・・・
    「放·逐」も見たいんだけど、関西でもやるかな?
    「向左走向右走」はもちろん(ラストはげげ、そうきたか!と思ったけど)、ジョニー・トーは、知らず知らずのうちに、ずいぶん見ています。最近は、「お、ジョニー・トーだ、見たいなー」と思うようになりましたが、以前たまたま面白そうで見てたのが、「これもそうだったんか!」ってなかんじで、ジョニー・トー作品(あるいは相棒のワイ・カーファイ)で、やっぱり香港を代表する監督なんだなぁと思いますわ。
    相棒の韋家輝と組んでるのと(「向左走向右走」は組んでる、文雀は違うみたいですね)、そうでないのと、韋家輝単独のと、微妙に違ってて、それも面白いです~。
    痩身男女(ダイエット・ラブ)とか、アンディ・ラウの麻雀大将、なども、かなりユルく面白いですし。あと、万人には勧められませんが、「柔道龍虎房」も好きですわ。
    「大事件」(ブレイキング・ニュースだったかな?)とか、去年東京映画祭で見た「神探」なんかは、かなり完成度高く楽しめました。(大隻?マッスル・モンクは悪趣味・・・と思ったが、神探の方は、ギリギリ面白いところでとどまってたと思う。ラウ・チンワンが良いです~~。DVD買ってしまいました)
    最近国際的な評価も高まり、欧米の映画ニュースでも取り上げられることの多いジョニー・トー。古い作品も日本でDVD化されつつあるみたいだし、ちょっとずつ制覇したい監督です。

  3. Marie より:

    >はるさめ3428さん
    早速見ました!すごくおもしろかった!家にずっと前からあったのに、見てなかったなんて…。あほです。お休み中に2回見ましたよ。
    ストーリーは確かに、ありえない!て感じですが、全然気になりません。おっしゃるとおり、ファンタジーですよね。
    また繰り返し見たくなる、素敵な映画でした!
    >kumanekoさん
    見ちゃいましたよ~。「向左走向右走」とは雰囲気がかなり違いました。風景を切り取るのにかなり力を入れているというところは共通点ですが。金城武のデビュー作(だったかな?)もジョニー・トーなんですね。こちらもDVD持ってますが見てないので、近いうちに見ようと思います。
    まず見てみたいのは「神探」ですね!「文雀」で、すっかりジョニー・トーびいきになってしまいました。おすすめ映画、いろいろ見てみますね!