映画「手机(手機)」



見たかったけれどいつも売り切れだったのが、再販されていたので迷わず買いました。
馮小剛監督の2003年の作品です。ストーリーは単純で、便利なはずの携帯電話のお陰で、奥さんには浮気がばれ離婚、新しく恋人ができてもしょうこりなく浮気してやっぱり捨てられ、そのうえ浮気相手にも愛想をつかされ、最後には仕事まで失ってしまうという話。
女としては腹立たしい男ではありますが、ばればれな嘘を必死でつく姿が滑稽で、思わず笑ってしまいます。笑って笑って、ちょっとしんみりしてしまう、楽しい映画でした。
張国立演じる友人の「(携帯電話が普及したせいで、人間関係が)近,太近,近得人喘不过气来」というセリフが心に残りました。わかりますわかります、どこにいてもつかまっちゃうせいで、つかなくてもいい嘘までついてしまうしね…。
「集結号」の主人公を演じた張涵予が脇役で出ていました。馮小剛映画の常連だそうで、「天下無賊」でも味のある刑事役で出てましたね~。目力と存在感があって、結構気になる俳優さんです。
人民中国の「名作のセリフで学ぶ中国語」でも紹介されていました。訛りがあるセリフも多いですが、簡単な語彙がほとんどで、男女の会話も機知に富んでいておもしろいです。会話の受け答えってこういうふうにするんだ~と勉強になる部分も多いので、おすすめの映画です。

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コメント

  1. hachi より:

    「集結号」の張涵予はすごく迫力と雰囲気があって、私もとっても気になる俳優さんです~。しかし、なかなか聞き取れず、難しかったです。。。これが、香港映画の北京語吹き替えとのレベルの違いだなぁとしみじみ思った記憶があります~

  2. Marie より:

    >hachiさん
    「集結号」の張涵予、よかったですよね!この人ならきっと戦場でも死神が避けて通るだろう、と思える迫力でした。
    私も完全に字幕だよりでしたよ~、今回の「手机」も四川訛りがすごくて、あまりリスニングの勉強にはなりませんでした…