ふしぎなシンクロニシティ。BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。を読みました



読み終わり、どきどきしています。

エリザベス・ギルバートの本を読んだあとは、自分が変わった感じ、新しくなった感じがいつもするのですが、今回もそうでした。

何から話したらいいかわからないくらい、胸にいろんな思いが渦巻いておりますが、ひとつずつ順番に書いていこうと思います。

『巡礼者たち』から『Eat, Pray, Love』まで

1999年に新潮クレストブックスから出た、エリザベス・ギルバートの『巡礼者たち』という短編集。

新潮クレストブックスは1998年から始まったシリーズです。とにかく出される本が毎回素晴らしくて、出るたびに買っていました。

この『巡礼者たち』も大のお気に入りで、この本に出会えたこと、新潮クレストブックスに感謝したことを覚えています。

それから、このブログを長く読んでくださっている方はご存知ですが、私が洋書を読めるようになったきっかけは、2010年に「洋書ブッククラブ」の渡辺由佳里さんが実施された「秋の多読チャレンジ」に参加したことでした。

秋の多読チャレンジ!
Twitterで、渡辺由佳里さんが「秋の多読チャレンジ」を呼びかけていらっしゃるのにホイホイ乗っかって、ただいま英語多読中です♪ 由佳里さん...

そこで、1冊目に読み終えたのが、エリザベス・ギルバートの『Eat, Pray, Love』です。

読み終えたと言っても、日本語訳と交互に読みながらのCNG読書(カンニング読書)でしたが、何はともあれ1冊読み切れたという事実は大きな自信を与えてくれました。

TEDの講演に感動

エリザベス・ギルバートは2度、TEDで講演しています。
どちらも、「創造性」について。

 

TEDのスピーチというのはほんとうに不思議で、身体がぞくぞくするような、いてもたってもいられない興奮をもたらすものがあるのですが、私にとって彼女の講演はその種のものでした。

何か創造的なものにすぐにでもとりかかりたい、アイデアの精にいますぐ自分を見つけてほしい、と思わされるような、情熱が自分にもあることに気づかされました。

2015年に、創造性について書かれた新作が発売。
オーディオブックが著者本人による朗読と知り、英語で聞き読みしました。

BIG MAGIC エリザベス・ギルバート

「夢中になる」ことからはじめよう。

そして、私は私の夢中になることを続けてきました。

夢中になれることのもつパワー

外国語の本を読み、ブログで紹介し、手帳にそのことを記録し、新しいガジェットを買ってはその魅力をブログに書き

たくさんブログに書きためたことが、本になったらいいな、と思ったのは、2011年頃でした。

その頃は、中国語だけでなく英語で原書が読めるようになったことが嬉しく、それにはKindleの存在が不可欠であったことを強く感じていたので、「デジタルツールと語学」に関することを書きたいと思っていました。

思い切って企画書を書き、いろんな出版社の窓口に持ち込みました。

いくつかの出版社で、企画会議にかけてもらえましたが、残念ながら結果はどこでも採用されませんでした。

無名だし、目を引くような成功談もないので、まあ仕方ないな、とわりと簡単にあきらめ、それきりになりました。

「それきり」だと思っていましたが。

まいていた種が思わぬかたちで芽を出す

2017年1月に、ノート術についてのKindle書籍を出したところ、思いもかけないことに、つねにランキングページに顔を出すベストセラーになりました。

いくつかの出版社から引き合いがきてお話をしたのですが、なかなかお互いの思いがぴったりくるところがありません。

そんなときふと、5年前に企画書を読んでくださった、ディスカヴァーの編集者さんのことを思い出しました。

突然企画書を持ち込み、結局ボツになったら、冷たくあしらわれるものだろうと思っていましたが、最後まで親身に対応してくださいました。

そんなわけで、5年の月日を越え、(まだ出版社に在籍していらっしゃいますように)と祈りながら、企画書を出させてくださいとその編集者さんに連絡をしたのです。

(そしてもうひとつ理由がありました。ディスカヴァーから出ているKindle書籍は写真の多い本でも字の大きさが固定されておらず、電子書籍の作りに対しての悪いレビューがほとんどついていなかったということも大事なポイントでした)

8年ほど前にまいた種が、こうして育って実になりました。

そして不思議な偶然はそれだけではありませんでした。

嬉しい偶然

ディスカヴァーの新刊を紹介するページを何気なく見たところ、自分の名前と並んで、「エリザベス・ギルバート」の文字があるではありませんか。

自分の初めて書いた本と同じ日に、あの『BIG MAGIC』の邦訳が、同じ出版社から出るのです。

日本語版を読んで

すっかり話が長くなってしまいました。
そんな前置きがあって手にしたこの本。

BIG MAGIC エリザベス・ギルバート

日本語版の文章は、エリザベス・ギルバート本人がTEDやオーディオブックで語る口調そのままの、やさしく、そして力強く、ユーモアあふれる文体です。

英語だと理解ができず、だいたいこう意味かなと、もやっとつかんでいたことが、日本語だとダイレクトに頭に入ってきます。母語で読みたい本が読めることのありがたさをしみじみと実感します。

創造的に生きるということは、名声を得るとか、才能を使ってお金持ちになるとか、そういうことではないのだと、著者は繰り返します。むしろ自分の中の「創造性」を社会で換金しようという目的を第一にしてしまうと、創造性は痩せおとろえてしまうとも言っている。

ブログを書くことが楽しくて、毎日何を書こうかと考えるとうきうきします。

それでいいのだ、それがいいのだ、それを続けなさい、と著者が私の背中をポンポンとしてくれます。
見えないけれど、私の周りにアイデア、好奇心の種が満ち溢れていることを教えてくれます。

そんな本です。

ぜひ読んでみてください。

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