徐静蕾 見知らぬ女からの手紙



徐静蕾 「一个陌生女人的来信(見知らぬ女からの手紙)」を観ました。

ある作家のもとに届いた見知らぬ女からの手紙。
女の男への愛は、18年前から始まっていた。女が死ぬそのときまで。

徐静蕾の監督・主演作品ということで観てみたけれど、思った以上の深い味わい。

女の男への想い、ただそれ一点のみに焦点がしぼられ、女の人生の些細な事項が気になって仕方なくなってしまい、いろいろ妄想がふくらみました。答えがどこにもないぶん、想像がふくらんで、いつまでも心に余韻を残す映画です。

彼女の他の監督作品も観てみたくなりました。

「人民日報」のレビューにも書いてあったけれど、相手役が姜文というのが絶妙だな、と思いました。女にだらしなくて冷たい男だけれど、なぜか憎めない。
男の住む家、豪華なダンスホール、女の身につけるドレスなど、背景もとても美しく心に残りましたが、それ以上に、二人の動きにはっとすることの多い映画でした。煙草を扱う仕草など、些細な動きに感情がすごく込められていて、なんだかうっとりしてしまいました。

原作はオーストリアのシュテファン・ツヴァイク。
「未知の女の手紙(Brief einer Unbekannten) 」
「忘れじの面影」というタイトルで ハリウッドでも映画化。

原作はみすず書房「ツヴァイク全集2 女の二十四時間」に収録。

原作のある映画を見ると、原作に目を通したくなります。

この映画に関する徐静蕾のインタビューはこちら。

彼女のつんとすました顔と、口を開けて笑ったときの印象の落差がすごくて、彼女の笑顔を見るたびになぜかどきりとしてしまいます。
あの個性的な歯並びが、魅力の一つなのかしら。

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