週末はドラマ。



週末から昨日にかけて、ドラマ「玉観音」を一気に7話から12話まで。
DVDは3枚に分かれていて、1話から9話まで収録された1枚目がようやく終わりました。
まだまだ先は長いわ…
主人公の楊瑞は、優柔不断なプレイボーイ、その上女運に恵まれているのか、やたらリッチな彼女ばかりが彼の虜に。
その割にはこの主役の佟大為、どことなく頼りなく情けなげな、にわかせんぺいなご面相で、「なぜ彼女たちが夢中になる?」と首を傾げたくなるのですが、話が進むにつれ、彼の演技力の賜物か、それとも単なるこちらの慣れか、その違和感も徐々に薄れていきます。
ドラマ自体は、
1、安心を探しに雲南に旅立つ楊瑞
2、楊瑞の回想その1~安心との出会いとそれ以後
3、楊瑞の回想その2~安心が語った安心自身の回想
という三層構造になっています。
この入れ子構造がうまいこと謎をかきたて、視聴者の心を先へ先へと向かわせるんです。にくいなあ。
DVD一枚目は、軟派で芯の通っていない楊瑞がふらふらし通しでイライラさせられましたが、8話目あたりの安心の回想がストーリーの重要な部分に差し掛かったあたりから、ピーター・ホーが登場、話自体も俄然面白くなってきました。
DVD2枚目の冒頭は安心の過去の物語中心で進みます。
やはり私は、恋愛100%ものよりも、こういうサスペンス仕立てのものの方があっているようです。睡眠時間がどんどん減っていくのを気にしながらも、どきどき見続けてしまいます…この回が終わったら寝よう、と思いながら、いざとなるとやっぱり続けてみてしまう…
しばらくは寝不足の毎日が続きそうです。
ちなみに、通勤電車の中で、この「玉観音」の小説版を後追いで読んでいます。
ストーリーもほとんど同じなので、単語の復習に最適。
ドラマではあまり感情の説明がないので、楊瑞はただの女にだらしないアホなヤツに見えるのですが、小説では彼の心情の変化をじっくり追うことができるので、ドラマほどアホではないように思え、適度に感情移入できてよいです。

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コメント

  1. にゃじゃら より:

    Marieさん、こんにちは。このドラマ評判がよかったと、どなたかのブログで読んで、その前に見た同じ原作者・海岩さんの「na2 shenme zheng3jiu4 wo de airen」がよかったので、続けて見始めましたが、20話前後で複雑な警察の捜査用語?の嵐に挫折しました。
    こちらでも原作の事紹介されていたので、あまり長い話でもなさそうだし挑戦してみようと思いつつ、既に数ヶ月が経過してしまいました。先日あらためて、DVDを1話からもう一度見てみるとMarieさんの言われる「三層構造」が上手く絡み合っているのが、(なんだ最初見た時よく分かってなかったよ)、よく分かりました(汗)。小説の楊瑞はもう少しまともなんですか、ほー。読んでみたくなりました。
    とても丁寧に作られているドラマだし、海岩さんならではの登場人物の感情や来歴から否応なく導き出されるドラマチックな展開が、この後待ち受けているものと期待しています。次は挫折しないようにしなきゃ・・・。
    「1メートルの光」より前にこの「玉観音」で初めて孫イ麗を見ました。安心の役柄が彼女の容姿のイメージにぴったりだったので、「1米」はなんか無理してるなぁ・・・と2話くらいで、これまた挫折(!)。「スピリット」にも「新上海灘」にも出てるし活躍されてますね~。
    イ冬大為も初めて「玉観音」で知りました。この役にはハマッてるので、これが演技力なのか、得意な役柄というだけなのか他の作品も見てみたいです。

  2. Marie より:

    >にゃじゃらさん
    こんにちは!いつもにゃじゃらさんからのコメント楽しみにしています♪
    私も他の方のブログで海岩さんのことを知り、小説から入ったのですが、あまりのおもしろさにドラマも並行して見ることにしました。お休みの今日、また一気に16話まで見てしまいました…
    小説はドラマで説明されない細かいことがわかって、並行して見ると理解も深まってより楽しいです。ドラマと違って、楊瑞の気持ちにも寄り添うことが出来ます。
    これが終わったら海岩の他の作品をもっと見てみたいです。
    「1メートルの光」は、もう後に引けなくなって全部見ましたが(海岩原作じゃないんですね)、後半はかなり破綻してるので、早めに挫折したならその方がいいかも…
    「新上海灘」のスン・リーはどちらかというと「1メートルの光」の愛源(妹)のキャラクターに似ています。彼女の演技力は、玉観音の方で発揮されているように思います。「スピリット」はまだ見ていないんです。ご覧になりました?どうでしたか?

  3. にゃじゃら より:

    「1メートル」は「玉観音」つながり(孫イ麗、何潤東)と前述海岩さんの「na2 shenme・・」での主役カップルの印小天(最初に亡くなった会長の息子役)と于ロ那(同性愛者を取材する謎の記者?)目当てだったんですが、印小天のしょっぱなの英語にのけぞったのも挫折の理由の一つでした(汗)。いや、でも、彼もまた別の作品でまた活躍を見てみたいです。
    「スピリット」は先月映画館で「墨攻」を見た翌日WOWO×で録画したのを見たのですが、「墨攻」が普段中華圏映画に一切興味のない私のダンナまで良かったというくらいの素晴らしい出来具合、また「戦争に勝者はいない」というメッセージもいかんなく表現されていて、その感動の余韻にひたりながら見たのが悪かった・・・(汗)。ジェット・リーのアクションや中国武道に興味があれば、おススメですが、セリフのやりとりやドラマ性を重視するなら、あまりそういう場面は多くない映画のようです(これも最後まで見てないんですぅ。根性なしの私)。
    「墨攻」はおススメです。ご家族そろって安心して見ていただけます(笑)。日本でDVDがでたら、またレンタルして見ようと思ってます。
    先へ先へと引っ張ってくれる犯罪モノ(サスペンス)ドラマは最後まで続けて見やすいですね。「玉観音」は別として今まで大きな挫折なく中文字幕で最後まで見れたドラマ2本はサスペンスものでした。(「na2 shenme」と陳道明の「黒洞」) サスペンス以外では日本語字幕付きのサイト無料配信と並行して見たのが「画魂」。これは豪華キャストに引っ張られた点も大きいです。ドラマは最後に感動の大団円がなくとも、全体を通してよかったと思えたらいいかな、と最近は考えています。
    長丁場の「新上海灘」はその後どうですか~?「夜宴」での黄暁明、本編もりりしかったけど、特典映像のインタビューで角刈りでこんなにカッコいい人がいていいのか!ぐらいの衝撃を受けました(笑)。またレビューして下さいね。

  4. Marie より:

    >にゃじゃらさん
    「一メートル」の印小天の英語にはホント、やられましたね…設定が設定だけに、萎えてしまいました。中華圏のドラマや映画はかなり強引な吹替をやってしまうくせに、ああいうのは気にならないんでしょうかね~。
    「墨攻」は、私も夫と楽しもうと思っているので、日本でDVDが出るまで楽しみに待っています。アクションものはかなり好みが分かれるところなので、どんなものかなあと思っていましたが、にゃじゃらさんの感想を聞いて、期待が高まりました♪
    陳道明の「黒洞」は知りませんでした。購入希望リストに入れておきます!海岩作品はこれからじっくりひとつずつ取り組んでいく予定です。
    「新上海灘」は、おもしろいんですけどね~、「玉観音」に押されて中断してます。とにかく人が死んだり打たれたり騙したり騙されたり、相棒の丁力はおばかだし、楽しいところが一つもなくて、ちょっと疲れる…黄暁明見たさに多分全部見てしまいそうですが、しばらく時間がかかりそうです。
    こちらこそ、いろいろ教えていただいてありがとうございます!またおもしろい本やドラマ、映画があれば教えてくださいね!

  5. にゃじゃら より:

    Marieさん、お忙しいのに新たにベトナム語も始めたり、ブログもまめなエントリー、加えてコメントにも丁寧にお返事いただいて頭がさがります。
    「黒洞」は「玉観音」とか見た後だと、犯罪モノの割りには証拠品などの出来が雑なのが気になるかも・・・。個人的な思いいれとして、このドラマを見てから昨年の夏初めて中国へ旅行したので、青島の風景はこんな感じか~と思い描いていたら、数年で中心部はさらにすんごいペースで開発が進んでキンピカのラスベガス?と見まごう程でド肝を抜かれたことと、数km続く整備された海岸線で、日本で知り合った現地の友人がたまたま車を停めて案内してくれた所にドラマの舞台になったところがあって、「陳道明って、無駄なこと言わない感じでカッコいいよね~!」と盛り上がったこと(汗)→えっと、年代的に私+この中国人の友人は世代的にMarieさんより一回りくらい(確か)上です。なかなか若い人では陳道明でここまで盛り上がれまい(ふふっ)(大汗)。
    今後も勉強のこと、本やドラマのこと、エントリー楽しみにしています。

  6. Marie より:

    >にゃじゃらさん
    いいえ~そんなそんな。ブログに関しては、にゃじゃらさんをはじめ皆さんのコメントをいただくのが嬉しくてまめに続いてます。
    「黒洞」は青島が舞台なんですか?私も青島は何度か行ったことがあるので、見てみたいなあ!
    陳道明といえば最近は「中国式離婚」ですね~。まだ見てないんですが。重そうで手をつけづらい…もりあがりの最初はやっぱり「囲城」とかからなのかしら?
    こちらこそ、コメントお待ちしています!