CNG読書とは



CNG読書についてあらためて記事を書いてみます。
おじさん、語学する (集英社新書)
おじさん、語学する (集英社新書) 塩田 勉

CNG読書法とは、この本の中で紹介されている、日本語の翻訳版があるものと原書をつきあわせて読む方法です。本の中では対訳で読み、音読もする、と書かれています。CNGはるもんがさんが命名。カンニングの略です。
「おじさん、語学する」で紹介されている方法・るもんがさんの実践されている方法・私がやっている方法、どれも細かい部分は異なりますが、日本語を先に読んで内容を確認してから外国語を読むというルールだけは共通です。
カンニング、という名前の由来からもお分かりの通り、先に訳を読んでしまうことにうしろめたさを感じる方も多いと思います。私もそうでした。
レベルにあったGRを辞書を使わずに読んでいくのがたぶん多読の方法としては一番スタンダードだと思うのですが、GRになじめない私のような人は、背伸びをして読みたいペーパーバックに手を出し、わからない単語の割合が多すぎて挫折、というのを繰り返しているのではないでしょうか。
そういう人にぜひ試してもらいたい方法です。
日本語訳を先に読むという方法であっても、1冊読み終えた時のうれしさは格別です。
「読めた!」という成功体験が、また読もうという意欲を生んでくれます。
原書と辞書を並べて首っ引きで読むのと比べ、短い時間で読み終えられるので、限られた時間でより多くの語彙・文章と出会うことができます。量をこなすのは大変ですが、語感を養う近道になると思います。
具体的な方法については、


試しにやってみて、自分が一番心地よい方法を選ぶのがよいです。
日本語→外国語と、1ページずつ交互に読んでいると、だんだん面倒くさくなってくると思うので、5ページごとにしてみたり、1章ごとにしてみたり、ひとまとまりで読む分量を調節します。
内容によっては、面白くなってきて原書で読むのが面倒になり、日本語訳の方を一気に読み終えてしまうこともあると思いますが、ぎりぎりまで我慢して、だめならもう日本語で読んじゃいましょう(笑) 私はいつも最終的には我慢できずに先に日本語訳を読んでしまっていました。
逆に、児童書だと、わりとスムーズに読めるので、日本語に戻るのがもどかしくなり、原書で読み切ってしまったものもあります。
ぐいぐい読める本としておすすめするのが、読んだけれども内容を忘れている推理小説の外国語版です。忘れているんだけど、読んでいくうちにだんだん思い出してくるので、知らない単語も類推で読めます。犯人を忘れていれば最高です、気になって最後まで一気に読めてしまいます!(これは英語ではなく中国語版でしたが)
難しすぎると感じたら、あっさりやめてしまった本もあります。
「eat,pray,love」のインドの章は、ヨガやスピリチュアルに関する語句が多すぎて、疲れてしまったので日本語でだけ読んで原書はほとんどとばしてしまいました。
私の性格の場合、ぎちぎちにルールを決めてしまうと続かないので、自分に甘くして、続けることを最優先にしました。
自分が好きな部分にはページに付箋を貼っておいて(紙本の場合:kindle読書については後述します)、例文収集したり、あとで音読の練習をしたりしましたが、たいていは1冊読み終えると次の本にとりかかり、あまりじっくりとは復習しません。
ですが、読み流すだけでは思ったように語彙が増えないので、過去記事でも紹介しているマークアップ法をつねに頭において、知らない単語に注意を向けるようにしました。大きめの付箋を読んでいるところに挟んでおいて、気になった単語を書き留めておいて、あとで調べたりしていました。
ただ辞書を引くよりは、類推→なるほど!or あっていた!のアハ体験をすることが記憶の定着に結び付くのではないかと思います。
マークアップ法の概要は以下の通りです。
・1ページを(できるだけ速く)音読し、「a.全く知らない単語」「b.どこかで聞いた覚えのある単語」「c.そのページに何度も出てくる単語」にそれぞれ印をつける。
・印のついた単語の意味を類推し、bとcに限って辞書を引いて意味を確認する。

まるごと音読する忍耐力はないため、気に入った部分だけ何度か音読していたのですが、そこだけ特にすごく記憶に残っています。
ついつい黙読して終わりになってしまうところを、部分的でもいいので音読していると、いい効果がありそうです。
kindleで英語・中国語を読むようになってからは、読みながら気になったところにどんどん下線を引きました。知らない語句・好きな言い回し・感動した段落など、分量も一語だけから段落全部といろいろです。
下線を引いた部分だけをまとめて読めるので、紙本と比べて気軽に振り返りができます。
また、kindleでは英語の場合はすぐに辞書が引けるので、1ページに知らない単語がたくさんあっても、紙本と比べると読むのが苦ではなくなりました。
中国語の場合は辞書は引けないので、下線を引いておいてあとでまとめて引いたりします。(中国語をCNG読書することは最近はほとんどありませんが)
最後まで読めて、気に入った本は、Audiobookで耳読書をしました。一度原書に目を通しているのと、内容を知っているのとで、かなり理解できるので、ここで再度「理解できた!」というよろこびを味わうことができます。
大好きな作家の本を原書で読むのが夢だからと、いつか読む日のために邦訳も原書も読まずにとっておいている人もいるかもしれませんが、同類の私が断言します。そういう本はぜひCNG読書でさっさと読んでしまいましょう!大好きな本なら何度も読めばいいんですから!!
 

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