新結婚時代

小説・王海鴒「新結婚時代」が面白いです。
こちらで読めます。
結婚とは男と女の二人が夫婦となる、そう考えていた妻の小西ですが、実際には夫の実家の事情に振り回されっぱなし。
夫の実家(ド田舎)に正月に里帰りした日には、こきつかわれてくたくた。音を上げたいけれど、同じ家に嫁入りしている身重の奥さんが立ち働いているのを見ると、こちらだけ休むわけにも行かず…。
夫はただひたすら、「俺の顔をつぶすな」というばかり。たった3日、たった3日耐え抜けばいいんだけど、その3日が長い…
最初は、「そうそう、嫁って大変なのよ~」と、小西に同情しながら読んでいるのですが、建国が小西の家で年を越すシーンを読んでいると、だんだん建国の方にも肩入れしたくなってくるのです。都会に住んで知識階級の小西の両親と、農村出身の建国とはそりがあわない。冷たいわけではない、けれど決して暖かく歓待してくれるわけではない。小西の弟の彼女に対してはべた褒め、家族同然の付き合いをしているのに、建国はいつもかやの外…徐々に苛立ちが募り、とうとう爆発してしまう…
結婚に対するお互いの考え方のずれ、世代ごとの結婚観の違い、そして夫婦の間に存在する最も深い溝は、お互いが育ってきた生活環境の違いであったりします。
そういう「ずれ」を見事に描写しているのがこの小説。
文化や生活環境が違えど、こういう男女の感情のすれ違いって、国境はないんですねえ。
プリントアウトして読んでますが、すっかり夢中になってしまいました。
まだまだ話は始まったばかりですが、ネタばれしない程度に、また続きをレポートしたいと思います。

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